小久保崇明
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小久保 崇明(こくぼ たかあき、1930年4月 - )は、日本の国文学者・国語学者。学位は、博士(文学)(日本大学・論文博士・1995年)(学位論文『「大鏡」の語彙・語法の研究』)。日本大学名誉教授。
人物
[編集]埼玉県生まれ。1950年東京第一師範学校予科修了。1953年東京学芸大学中等教育学科国語専攻卒業。1958年日本大学大学院文学研究科国文学専攻修了。都留文科大学文学部講師、助教授、教授、日大文理学部教授、法学部教授、2000年定年、名誉教授。2015年春の叙勲で瑞宝中綬章受章[1]。
1995年、学位論文『「大鏡」の語彙・語法の研究』で、日本大学より博士(文学)の学位を取得[2]。
著書
[編集]- 『大鏡の語法の研究』(さるびあ出版) 1967、のち桜楓社
- 『続・大鏡の語法の研究』(桜楓社) 1977
- 『大鏡の語法』(明治書院) 1985
- 『水鏡とその周辺の語彙・語法』(笠間書院、笠間叢書) 2007
- 『水鏡 影印・翻刻・研究』(笠間書院) 2009
- 『宇津保物語の語彙・語法など』(笠間書院、笠間叢書) 2011
- 『大鏡の注釈 ところどころ』(新典社研究叢書) 2013
共編著・校訂・監修
[編集]- 『篁物語 校本及び総索引』(編、笠間書院、笠間索引叢刊) 1970
- 『多武峯少将物語 本文及び総索引」(編、笠間書院、笠間索引叢刊) 1972
- 『大鏡』(校注、新典社、影印校注古典叢書) 1976 ‐ 2012
- 『全釈更級日記』(鈴木知太郎共著、笠間書院) 1978
- 『千葉本大鏡 翻刻及び振り仮名・声点索引』(編、笠間書院、笠間索引叢刊) 1979
- 『土左日記 本文及び語彙索引』(山田瑩徹共編、笠間書院、笠間索引叢刊) 1981
- 『中務内侍日記 本文篇』(藤原経子、新典社叢書) 1982
- 『昭文国語辞典』(監修、昭文社) 1985
- 『対校「しのびね物語」』(山田裕次共編、和泉書院) 1985
- 『彰考館本『中務内侍日記』総索引』(若林俊英共編、新典社索引叢書) 1988
- 『完訳用例古語辞典』(金田一春彦監修、編者代表、学習研究社) 1999
- 『国語国文学論考』(編、笠間書院) 2000
- 『学研全訳古語辞典』(金田一春彦監修、編、学習研究社) 2003
- 『日本語日本文学論集』(編、笠間書院) 2007
脚注
[編集]- ^ “平成27年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 9 (2015年4月29日). 2023年3月7日閲覧。
- ^ “博士論文書誌『「大鏡」の語彙・語法の研究』”. 国立国会図書館. 2014年9月22日閲覧。
参考文献
[編集]- “『宇津保物語の語彙・語法など』著者紹介”. e-hon. 2014年9月23日閲覧。
- 小久保崇明教授略歴 (小久保崇明先生古稀記念論文集 語学・文学) 桜文論叢 2000 - 2008