寺澤孝文
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人物情報 | |
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生誕 |
1964年(59 - 60歳) 日本・長野県 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
信州大学 鳴門教育大学 筑波大学 |
学問 | |
研究分野 | 心理学、人工知能 |
研究機関 |
鳴門教育大学 筑波大学 兵庫教育大学 岡山大学 |
学位 | 博士(心理学) |
称号 |
岡山大学教授 兵庫教育大学大学院副研究科長 |
主な業績 | 個人の学力・能力を高精度教育ビッグデータで精確に測定することのできる技術開発と社会実装など |
学会 |
日本心理学会 日本教育心理学会 日本認知科学会 日本教育工学会 日本教材学会 日本テスト学会 情報処理学会 電子情報通信学会など |
主な受賞歴 | 文部科学大臣賞、日本e-Learning大賞ニューメソッド賞など |
公式サイト | |
岡山大学大学院教育学研究科寺澤孝文公式ウェブサイト |
寺澤 孝文(てらさわ たかふみ、1964年 - )は、日本の心理学者、教育者、博士(心理学)。岡山大学教授、兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科副研究科長などを務める[1][2]。教育ビッグデータ研究とその社会実装の第一人者[3]。
概要
[編集]専攻は心理学(特に教育心理学、実験心理学、認知心理学、教育工学、人工知能など)。
- 長野県飯田高等学校 卒業
- 1986年 - 信州大学教育学部中学校教員養成課程 卒業
- 1988年 - 鳴門教育大学大学院教育学研究科学校教育学専攻(修士課程) 修了
- 1992年 - 日本学術振興会特別研究員
- 1994年 - 筑波大学大学院心理学研究科心理学専攻(博士課程) 修了
- 1995年 - 同 助手
- 1997年 - 岡山大学教育学部 講師
- 2000年 - 同 助教授
- 2008年 - 同 教授[4]
兵庫教育大学大学院(兵庫県加東市)は、「連合学校教育学研究科」のため、実際は同大学院で講義・指導を行うのではなく、構成校(兵庫教育大学、上越教育大学、鳴門教育大学、岡山大学)の岡山大学(岡山県岡山市北区)で講義・指導にあたる[5]。
活動
[編集]- 研究
- 教育とビッグデータを融合させた新たな研究分野の第一者[6][7]。マイクロステップe-learning(マイクロステップ・スタディ)を開発。ビッグデータの新たな収集技術(スケジューリング技術)によって、子どもなどの教育を受ける側が主体的に学習を継続する意欲を確実に上げられる技術を開発。現在、産学官連携なども含め、国立大学や私立大学、高等学校、中学校、小学校などで技術の運用が行われている[8][9]。なお、この開発された技術は、任天堂DSで「THEマイクロステップ技術で覚える英単語」としてソフト化され販売。その効果が検証されている[10][11]。
- 2018年度から内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」(第2期)の課題のひとつである「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」(実施期間:2018~2022年度)の研究開発責任者を務める[12]。
- 2019年11月、「マイクロステップ・スタディ」の技術開発と社会実装の成果などの評価を得て、文部科学大臣賞を受賞[3]。受賞記念講演はYouTubeにて公開されている[13]。
- 学会
など[4]
脚注
[編集]- ^ 株式会社風間書房:再認メカニズムと記憶の永続性
- ^ 兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科 研究科の役職員
- ^ a b 日本e-Learningアワードホームページ
- ^ a b 岡山大学研究者総覧
- ^ 兵庫教育大学学校教育実践学専攻学校教育方法連合講座
- ^ 長野県下伊那郡高森町:【教育×ICT】高森町の新たな学びのカタチ
- ^ 岡山大学:寺澤教授がeラーニングアワード「ニューメソッド部門賞」を受賞
- ^ 教育学研究科寺澤研究室が赤磐市・ベネッセと産官学連携協定締結-ビッグデータの新技術の初の社会実装で子どもの学力・意欲を向上-
- ^ 岡山大学:実用段階に入ったビッグデータの教育活用 スケジューリング技術で初めて見える子どもの実力
- ^ 南信州新聞:高森町出身の寺澤教授が飯田高で最新の測定技術を導入(2010年2月3日水曜日)
- ^ 山本浩司、寺澤孝文「任天堂DSを用いた長期的な英単語学習の効果の検証」2011年度日本認知科学会第28回大会
- ^ 岡山大学:大学院教育学研究科の寺澤教授が「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期 ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」に採択
- ^ YouTube:e-Learningアワード2019「文部科学大臣賞」受賞記念講演(岡山大学 寺澤孝文 教授)