密航者
密航者 | |
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Stowaway | |
監督 | ジョー・ペナ |
脚本 |
ジョー・ペナ ライアン・モリソン |
製作 |
マクシミリアン・レオ ジョナス・カッツェンスタイン クレイ・ペコリン ニック・スパイサー ウルリッヒ・シュワルツ アラム・ターツァキアン |
製作総指揮 |
ジョー・ペナ ライアン・モリソン ジョーダン・ベッカーマン ネイト・ボロティン マキシム・コットレイ ラッセル・ガイザー ジョーダン・イェール・レヴィン ジェーン・オスター・シニッシ ルース・パステルナーク セス・パステルナーク |
出演者 |
アナ・ケンドリック トニ・コレット ダニエル・デイ・キム シャミア・アンダーソン |
音楽 | フォルカー・ベルテルマン |
撮影 | クレメンス・ベッカー |
編集 | ライアン・モリソン |
製作会社 |
レインメーカー・フィルムズ オーゲンシャイン・フィルムプロダクション MMCムービーズ ライズ・ピクチャーズ フィリフェン・ピクチャーズ ステージ6・フィルムズ XYZフィルムズ |
配給 | Netflix |
公開 | 2021年4月22日 |
上映時間 | 116分[1] |
製作国 |
アメリカ合衆国 ドイツ |
言語 | 英語 |
『密航者』(みっこうしゃ、原題:Stowaway)は2021年に配信されたアメリカ合衆国・ドイツ合作のサスペンス映画である。監督はジョー・ペナ、主演はアナ・ケンドリックが務めた。2021年4月22日にNetflix(多くの国と地域)とAmazonプライムビデオ(カナダ)で配信された[2][3][4]。
概略
[編集]宇宙船MTS-42は3名(船長のマリーナ、医学者のゾーイ、生物学者のデヴィッド)を乗せて火星への2年間の旅に出発した。ところが、ほどなくして、マリーナはパネルの後ろで意識を失っていた男性(マイケル)を発見した。マイケルは離陸準備のための作業に当たっていたエンジニアで、作業中に昏倒したまま放置されてしまったのだという。マイケルが好人物だったこともあり、一行は彼を4人目のクルーとして迎え入れようとしたが、ここで問題が発生する。CDRA(carbon dioxide removal assenbly)が損傷し、修復不可能、火星到着まで船の設備だけでは2人分の酸素しか賄えないと判明したのだった。
その後、マリーナたちはリスクを覚悟の上で2人分の酸素を得る最終手段に出るが、太陽嵐のアクシデントで1人分の酸素を失う。もはや誰か1人を犠牲にして、もう1人分の酸素を再取得しにいくしか術はなかった。
キャスト
[編集]※括弧内は日本語吹替声優。
- ゾーイ・レヴェンソン:アナ・ケンドリック : (森千晃[5])
- マリーナ・バーネット:トニ・コレット : (齋藤恵理[5])
- デヴィッド・キム:ダニエル・デイ・キム : (新垣樽助[5])
- マイケル・アダムス:シャミア・アンダーソン : (佐々木啓夫)
- ジム(声) : (木村雅史)
- その他の日本語吹き替え‐田所陽向、岡本幸輔、木村隼人、若林佑、三重野帆貴
製作・音楽
[編集]2018年10月29日、ジョー・ペナ監督の新作映画にアナ・ケンドリックが出演することになったと報じられた[6]。2019年1月15日、トニ・コレットの起用が発表された[7]。5月、シャミア・アンダーソンとダニエル・デイ・キムがキャスト入りした[8][9]。2021年4月23日、レイクショア・レコーズが本作のサウンドトラックを発売した[10]。
なお、本作の主要撮影はケルンとミュンヘンで行われた[11]。
マーケティング
[編集]2018年11月6日、ソニー・ピクチャーズ・ワールドワイド・アクイジションズが本作の全世界配給権を獲得したと報じられた[12]。2020年12月1日、Netflixがソニー・ピクチャーズの保有していた権利の大部分を購入したとの報道があった[13]。2021年3月24日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[14]。
評価
[編集]本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには84件のレビューがあり、批評家支持率は76%、平均点は10点満点で6.5点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『密航者』はストーリーの進む速度に問題があり、魅力を十分発揮することができなかった。しかし、モラルジレンマを中心に構築されたストーリーに対して採用したアプローチは思慮深さを感じさせるもので、俳優たちの演技も上々である。そのため、他の作品と差異化を図ることには成功している。」となっている[15]。また、Metacriticには23件のレビューがあり、加重平均値は63/100となっている[16]。
出典
[編集]- ^ “密航者”. 映画.com. 2021年5月4日閲覧。
- ^ Fleming, Mike Jr. (January 12, 2021). “Netflix Unveils A 2021 Film Slate With Bigger Volume & Star Wattage; Scott Stuber On The Escalating Film Ambition”. Deadline Hollywood. January 12, 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。January 12, 2021閲覧。
- ^ “Sneak a peek at set photos from Anna Kendrick's sci-fi film, Stowaway, coming to Netflix this April” (英語). SYFY WIRE (22 March 2021). 31 March 2021閲覧。
- ^ @mysteryguitarm (2021年3月25日). "Yeah – same day, but on Amazon Prime". X(旧Twitter)より2022年3月10日閲覧。
- ^ a b c “『密航者 Stowaway』感想(ネタバレ)”. シネマンドレイク (2021年4月24日). 2022年3月10日閲覧。
- ^ “Anna Kendrick to Star in Sci-Fi Thriller 'Stowaway' (Exclusive)”. Hollywood Reporter (2018年10月29日). 2021年5月4日閲覧。
- ^ “Toni Collette Joins Anna Kendrick in Sci-Fi Thriller ‘Stowaway’ (EXCLUSIVE)”. Variety (2019年1月15日). 2021年5月4日閲覧。
- ^ “‘Destroyer’ Actor Shamier Anderson Joins Anna Kendrick & Toni Colette In ‘Stowaway’ Thriller”. Deadline.com (2019年5月17日). 2021年5月4日閲覧。
- ^ “Daniel Dae Kim Joins Anna Kendrick in Sci-Fi Thriller 'Stowaway'”. Hollywood Reporter (2019年5月22日). 2021年5月4日閲覧。
- ^ “‘Stowaway’ Soundtrack Album Details”. Film Music Reporter (2021年4月21日). 2021年5月4日閲覧。
- ^ “XYZ Films Nabs German Funds for Anna Kendrick-Toni Colette Thriller”. Variety (2019年2月9日). 2021年5月4日閲覧。
- ^ “Sony Pictures Worldwide Acquisitions Strikes Multi-Territory Deal For Anna Kendrick Sci-Fi ‘Stowaway’ From XYZ & CAA — AFM”. Deadline.com (2018年11月6日). 2021年5月4日閲覧。
- ^ “Netflix Takes Most Of The World On Joe Penna Sci-Fi ‘Stowaway’ With Anna Kendrick, Toni Collette, Daniel Dae Kim & Shamier Anderson”. Deadline.com (2020年12月1日). 2021年5月4日閲覧。
- ^ “Stowaway Official Trailer Netflix”. YouTube (2021年3月24日). 2021年5月4日閲覧。
- ^ “Stowaway”. Rotten Tomatoes. 2021年5月4日閲覧。
- ^ “Stowaway (2021)”. Metacritic. 2021年5月4日閲覧。
外部リンク
[編集]- 密航者 - Netflix
- Stowaway - IMDb
- 密航者 - allcinema
- Stowaway - Rotten Tomatoes
- Stowaway - Metacritic