宮崎奕保
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宮崎 奕保(みやざき えきほ、明治34年〈1901年〉11月25日 - 平成20年〈2008年〉1月5日[1])は、日本の僧。曹洞宗大本山永平寺第78世貫首。曹洞宗管長。道号法諱「栴崖奕保」、黙照天心禅師。永平寺の史上最高齢の住職だった[2]。
略歴
[編集]兵庫県加西市出身[3]。1915年加古川市の福田寺で得度し[3]、駒澤大学専門部卒。1929年、福田寺住職[3]。1946年、永平寺単頭、1976年、札幌市中央区の中央寺住職。1981年、永平寺監院。1985年、同寺副貫首[3]。1993年、永平寺第78世貫首に就任[3]。
2008年1月5日、札幌市内の病院にて老衰のため、106歳(享年108)で遷化[1]。死後、加西市名誉市民の称号が贈られた[3]。
人物
[編集]厳格な仏教僧として知られ、肉は一切食さず生涯独身を貫いた。史上最高齢の住職として100歳を過ぎても若い僧と修行を続けた[3]。仏教界のみならず、部落解放基本法制定要求国民運動中央実行委員会会長やNGO日本国際福祉協会名誉顧問も長年務めた[3]。
2004年にはNHKにて、立松和平がインタビュアーを務めたドキュメンタリー「永平寺 104歳の禅師」で取り上げられ、大きな反響を呼んだ。
著書
[編集]- 『また逢いましょう』(瀬戸内寂聴との対談)朝日新聞社、2005年9月、 ISBN 978-4-02-250030-4
- 『若き仏たちへ』ばんたか、1982年(2005年7月に新編が刊行)
- 『経行口伝考』[要文献特定詳細情報]
- 『髪を断ずるは』[要文献特定詳細情報]
脚注
[編集]外部リンク
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