コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

宮崎県立宮崎海洋高等学校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宮崎県立宮崎海洋高等学校
地図北緯31度54分18.0秒 東経131度27分8.4秒 / 北緯31.905000度 東経131.452333度 / 31.905000; 131.452333座標: 北緯31度54分18.0秒 東経131度27分8.4秒 / 北緯31.905000度 東経131.452333度 / 31.905000; 131.452333
過去の名称 飫肥農業補習学校水産科
南那珂郡立飫肥農学校水産補習科
宮崎県立水産学校
飫肥農業補習学校水産科
漁村道場宮崎水産講習所
宮崎県立油津水産学校
宮崎県立吾田高等学校水産課程
宮崎県立飫肥高等学校水産課程
宮崎県立日南高等学校水産課程
宮崎県立水産高等学校
宮崎県立宮崎水産高等学校
国公私立の別 公立学校
設置者 宮崎県の旗 宮崎県
学区 全県学区(県外募集なし)
校訓 真理を探究し常に正道を闊歩せよ
人権を尊重し平和と自由を愛せよ
責任を重んじ実行力ある人となれ
設立年月日 【実業補習学校】
1900年(明治33年)4月1日
【独立】
1950年(昭和25年)4月1日
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 海洋科学科
学科内専門コース 海技士(航海)類型
海洋バイオ類型
海技士(機関)類型
海洋機器類型
水産食品類型
学校コード D145220160464 ウィキデータを編集
高校コード 45121F
所在地 880-0856
宮崎県宮崎市日ノ出町1番地
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示

宮崎県立宮崎海洋高等学校(みやざきけんりつみやざきかいようこうとうがっこう)は、宮崎県宮崎市日ノ出町にある県立水産高等学校

概要

[編集]
歴史
1900年明治33年)に飫肥農業補習学校(実業補習学校)に設置された水産学科を源流とする。数回の改組・改編を経て1945年(昭和20年)に水産学校(実業学校)、1948年(昭和23年)の学制改革により新制高等学校となった。水産科が独立し水産高等学校となったのは1950年(昭和25年)。この時校地を日南市から宮崎市に移した。1994年(平成6年)の学科改編に伴い、現校名に改称。2015年(平成27年)に創立115周年(独立65周年)を迎えた。
設置学科・学科
全日制課程 海洋科学科(120名)
  • Aクラス 漁業系(40)- 海技士(航海)類型・海洋バイオ類型
  • Bクラス 機関系(40)- 海技士(機関)類型・海洋機器類型
  • Cクラス 食品系(40)- 水産食品類型
校訓
  • 真理を探究し常に正道を闊歩せよ
  • 人権を尊重し平和と自由を愛せよ
  • 責任を重んじ実行力ある人となれ
校章
六芒星とロープの輪の絵を組み合わせたものを背景にして、中央に校名の「宮」の文字を置いている。
学生寮
遠方出身の生徒のため、学生寮を有している。
同窓会
「水和会」(すいわかい)と称している。

沿革

[編集]
  • 1900年明治33年)4月1日 - 飫肥農業補習学校[1]水産学科(修業年限2年)が設置される。
  • 1917年(大正6年)12月 - 「南那珂郡立飫肥農学校[1] 水産補習科」(修業年限1年)に改称・改編。
  • 昭和初期頃 - 「宮崎県立水産学校」(乙種実業学校)が飫肥農業補習学校の水産科となる。
  • 1938年(昭和13年)
    • 4月19日 - 「漁村道場宮崎水産講習所」(修業年限2年)の設置が認可される。
    • 4月27日 - 宮崎水産講習所本所が南那珂郡油津町588番6号に設立。
    • 9月24日 - 校舎が完成。
  • 1945年(昭和20年)3月6日 - 宮崎水産講習所が廃止され、「宮崎県立油津水産学校」(甲種実業学校、修業年限5年)が設置される。
  • 1948年(昭和23年)4月1日 - 学制改革により、宮崎県立飫肥農学校[1]と統合の上、新制高等学校宮崎県立吾田[2]高等学校」が発足。
  • 1949年(昭和24年)4月1日 - 公立高等学校の再編により、「宮崎県立飫肥高等学校」に統合される。
  • 1950年(昭和25年)
  • 1952年(昭和27年)4月10日 - 現在地に校舎が完成。「宮崎県立宮崎水産高等学校」に改称。
  • 1955年(昭和30年)4月1日 - 漁業科専攻科(修業年限1年)を設置。
  • 1958年(昭和33年)4月1日 - 漁業科専攻科の修業年限を2年とする。
  • 1963年(昭和38年)4月1日 - 機関科を設置。
  • 1964年(昭和39年)3月31日 - 水産経営科を廃止。
  • 1966年(昭和41年)
    • 4月1日 - 機関専攻科を設置。
    • 4月10日 - 水産製造科に女子生徒が入学。
  • 1970年(昭和45年)12月1日 - 国立宮崎海員養成所[3]創立28周年を記念して健児の碑が建立される。
  • 1973年(昭和48年)4月1日 - 水産製造科を「食品工学科」に改称。
  • 1991年(平成3年)3月31日 - 専攻科を廃止。
  • 1994年(平成6年)4月1日 - 「宮崎県立宮崎海洋高等学校」(現校名)に改称。学科改編により海洋科学科を新設。
  • 1996年(平成8年)3月31日 - 漁業科・機関科・食品工学科の3学科を廃止。

傷害事件

[編集]

2015年9月、実習船にて男子生徒一人が同級生2人から2ヶ月間に渡り痣が残る暴行を受け続けた。10月初めに目撃証言で発覚したが、実習を継続、暴行を行った生徒2人は発覚後に退学届けを提出、後、加害生徒2人は傷害容疑で逮捕され、1人は少年院送致、1人は保護観察処分となり、被害生徒は適応障害と診断され転校。

学校行事

[編集]

3学期制

1学期
  • 4月 - 始業式、入学式
  • 5月 -
  • 6月 - 2年Aクラス短期乗船実習、2年Bクラス短期乗船実習
  • 7月 - 期末考査、2年Cクラス乗船実習、校内カッター大会、終業式
  • 8月 - 1年海洋実習、体験入学
2学期
  • 9月 - 始業式、2年Aクラス長期乗船実習
  • 10月 - 2年Aクラス長期乗船実習、海鳴祭(体育の部)
  • 11月 - 2年Aクラス長期乗船実習、海鳴祭(文化の部)
  • 12月 - 期末考査、クラスマッチ(球技大会)、終業式
3学期
  • 1月 - 始業式、3年学年末考査、2年Bクラス長期乗船実習
  • 2月 - 1・2年学年末考査、2年Bクラス長期乗船実習
  • 3月 - 卒業式、2年Bクラス長期乗船実習、終業式、離任式

部活動

[編集]
運動部
文化部

実習船「進洋丸」

[編集]
実習船の進洋丸(2008年撮影)
  • 初代(船223.58t、450馬力)- 1955年(昭和30年)3月30日完成
  • 二代目(鋼船376.06t、1,000馬力)- 1966年(昭和41年)12月25日完成
  • 三代目(鋼船496.71t、1,300馬力)- 1976年(昭和51年)12月28日完成
  • 四代目(鋼船456t、1,600馬力)- 1993年(平成5年)2月27日完成
  • 五代目(鋼船646t、2,000馬力)- 2005年(平成17年)3月15日完成

交通

[編集]
最寄りの鉄道駅
最寄りのバス停
最寄りの幹線道路

周辺

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 1897年(明治30年)創立。現在の宮崎県立日南農林高等学校の源流となった学校。
  2. ^ 吾田の読みは「あがた」。
  3. ^ 1942年(昭和17年)12月に創立。1952年(昭和27年)に「国立宮崎海員学校」に改称後、1954年(昭和29年)3月に廃止された。(参照:独立行政法人海技教育機構沿革

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]