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宮島昌克

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宮島昌克
講演する宮島昌克(2024年10月)
人物情報
生誕 (1956-06-11) 1956年6月11日(68歳)
出身校
学問
研究分野
  • 地震工学
  • ライフライン地震工学
  • 上水道防災学
研究機関 北國総合研究所
学位 博士(工学)
学会 日本自然災害学会
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宮島 昌克(みやじま まさかつ、1956年昭和31年〉6月11日[1] - )は、日本の工学者。金沢大学名誉教授。専門は地震工学、ライフライン地震工学、上水道防災学。

経歴

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石川県金沢市出身。1979年 金沢大学工学部建設学科卒業。1981年、同大学院修士課程修了[2]京都大学大学院工学研究科博士課程修了[1]1983年日本海中部地震以降の国内のほとんどの被害地震と14か国にわたる海外の地震被害調査に従事[3]

2014年9月 兵庫県尼崎市にあるクボタ鉄管研究部で金沢大学、ロサンゼルス市水道電気局、クボタによる『日米断層横断共同研究』を実施。大型実験装置を用いた横ズレ断層実験などを行った[4]

2019年1月 大阪北部地震において被災した大阪広域水道企業団と報告書に対する意見交換[5]

2024年1月に発生した 能登半島地震について発生直後から水道が復旧するまで数か月かかる可能性に言及[6]。また復旧に長期間を要する原因に耐震適合率の低さを挙げ、「水道事業を担う自治体の財政難と人材不足で耐震対策に手が回らない。工事費が料金に跳ね返れば住民の負担が増すため議論が進みにくい」と指摘した[7]

委員会等

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  • 厚生労働省水道課「水道の耐震化計画等策定指針検討会」座長[8]
  • 上下水道地震対策検討委員会 委員[9]
  • 国際地盤災害軽減機構 理事長 (2020年1月 - )
  • 同機構 会長 (2013年1月 - 2019年12月)
  • 国際ライフライン地震工学協会 副会長
  • 日本自然災害学会 評議員
  • 日本水道協会「耐震技術検討専門委員会」 委員
  • 日本水道協会「水道施設地震リスク管理検討委員会」 委員
  • 石川県防災会議 専門委員
  • 石川県土木施設災害アドバイザー[1][2]

主な著書

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  • 『地震と都市ライフライン』(分担執筆、京都大学学術出版会、1998年)
  • 『徹底検証 地震と防災 石川は安全か』(分担執筆、北國新聞社、1995年)
  • 『上水道防災学』(分担執筆、水道産業新聞社、2022年)
  • 『上水道パイプライン地震工学』(分担執筆、水道産業新聞社、2022年)

脚注

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  1. ^ a b c 役員・研究員のご紹介”. 北國総合研究所. 2024年2月5日閲覧。
  2. ^ a b 宮島 昌克”. reseachmap. 2024年2月5日閲覧。
  3. ^ 宮島昌克 プロフィール”. HMV&BOOKS. 2024年2月5日閲覧。
  4. ^ 日米断層横断共同研究を実施/ロス市の条件で耐震継手を検証/大型装置で横ズレ実験など/金沢大学、ロサンゼルス市水道電気局、クボタ”. 水道産業新聞 (2014年10月2日). 2024年2月5日閲覧。
  5. ^ 大阪北部の地震被害で意見交換/来月末に調査結果を公表/大阪広域水道(企)”. 水道産業新聞 (2019年1月31日). 2024年2月5日閲覧。
  6. ^ 断水で「水足りない」医療・衛生に不安 能登半島地震”. 日本経済新聞 (2024年1月4日). 2024年2月5日閲覧。
  7. ^ 能登半島地震2週間、断水なお5万戸超 水道管耐震化遅れ”. 日本経済新聞 (2024年1月15日). 2024年2月5日閲覧。
  8. ^ 小規模事業体でも容易に/自由度の高い耐震化計画/厚労省・耐震化指針検討会”. 水道産業新聞 (2015年3月2日). 2024年2月5日閲覧。
  9. ^ 上下水道地震対策検討委員会 委員名簿”. 水管理・国土保全局上下水道審議官グループ. 2024年7月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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