宮内婦貴子
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宮内 婦貴子(みやうち ふきこ、1933年2月27日 - 2010年2月16日、本名:杉本婦貴子[1])は、日本の脚本家[2]。
来歴
[編集]1933年(昭和8年)2月27日、静岡県三島市に生まれる[1]。元々は小説家になりたかったという[3]。神奈川県立横浜立野高等学校(入学時は神奈川県立横浜第二高等女学校)を卒業後は人形劇団に入る[3]。たまたまCM会社に勤務する友人を訪ねると、ちょうどレジスターのCMの台本を書いている時で「あなたもやってみない?」と誘いがあったという[3]。そこでCMライターになろうと思ったが、どうせなら脚本家を目指せばという話になり、紹介された東宝のプロデューサーから勧められて[3]シナリオ研究所に入所、その後東宝シナリオ研究生を経て日活と契約[4]。
1963年(昭和38年)、映画『どん底だって平っちゃらさ』で脚本家デビュー。テレビドラマの初仕事は1965年(昭和40年)のフジテレビのドラマ『佃煮の唄』[3]。その後フリーランスに転向し、数々のドラマ脚本を手がけた。1976年(昭和51年)に東京から神奈川県湯河原町に居を移す[3]。2010年(平成22年)2月16日、肺気腫のため死去、76歳没[1]。
主な作品
[編集]テレビドラマ
[編集]- コメットさん(1968年 TBS)
- いちばん星(1977年前期 NHK 連続テレビ小説)
- 朱鷺の墓(1973年 フジテレビ ライオン奥様劇場)
- 雨のしのび逢い(1978年、ANB ポーラ名作劇場)
- 放浪家族(1975年、毎日放送)
- 毎日放送 ドラマ30
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テレビアニメ
[編集]映画
[編集]- どん底だって平っちゃらさ(1963年)
- 成熟する季節(1964年) - 池田一朗と共同
- 美しい十代(1964年)
- 明日は咲こう花咲こう(1965年) - 山田信夫と共同
- 終りなき生命を(1967年)
- その人は女教師(1970年)
- 内海の輪(1971年) - 山田信夫と共同
- 蔵王絶唱(1974年)
- 風立ちぬ(1976年)
- 野菊の墓(1981年)
- 人間の約束(1986年) - 第2回文化庁芸術作品賞受賞作品
著書
[編集]- 『おさびし山のさくらの木』
- 『命ささえて』読売新聞社 1995
- 『ピュア・ラブ』全3巻 毎日新聞社 2004-05
- 『ディア・ゴースト』毎日新聞社 2007