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室蘭八幡宮

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
室蘭八幡宮

拝殿
地図
所在地 北海道室蘭市海岸町2丁目9-3
位置 北緯42度19分15秒 東経140度58分5秒 / 北緯42.32083度 東経140.96806度 / 42.32083; 140.96806座標: 北緯42度19分15秒 東経140度58分5秒 / 北緯42.32083度 東経140.96806度 / 42.32083; 140.96806
主祭神 誉田別尊
保食神
琴平神
社格県社
創建 1869年明治2年)
本殿の様式 流造
別名 鯨八幡
例祭 8月15日
主な神事 室蘭神楽
地図
室蘭神社の位置(北海道内)
室蘭神社
室蘭神社
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室蘭八幡宮(むろらんはちまんぐう)は、北海道室蘭市にある神社八幡宮)。旧社格県社1874年明治7年)に漂着したクジラを売った代価を神社の造営費用に充てたことから「鯨八幡」と呼ばれた[1]境内にあるソメイヨシノは室蘭市の標本木になっている[1]

祭神

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歴史

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  • 1869年明治2年):8月15日 (旧暦)に「室蘭郡支配総鎮守神社」として函館八幡宮より分霊を奉斎し、市内崎守町の現崎守神社に創立[5]
  • 1875年(明治08年):琴平神・保食神を合祀して現在地に遷座、「郷社八幡神社」と奉称。
  • 1911年(明治44年):東宮(後の大正天皇)が訪問し、を手植え。
  • 1915年大正04年):神饌幣帛料供進神社に指定。
  • 1922年(大正11年):摂政宮(後の昭和天皇)が訪問し、水松(イチイ)を手植え。
  • 1924年(大正13年):県社に昇格。
  • 1938年昭和13年):社殿造営竣功。
  • 1945年昭和20年)  : 国幣小社への昇格が内定していたが、終戦のため実現しなかった。
  • 1946年(昭和21年):宗教法人設立。
  • 1952年(昭和27年):「室蘭八幡宮」と奉称。
  • 1968年(昭和43年):南参道改修工事竣功。
  • 1992年平成04年):表参道、車参道改修工事竣功。

摂末社

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祭事

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  • 例大祭
    • 毎年8月14日から3日間の日程で開かれ、宵宮祭(14日)、本祭(15日)、御鳳輦渡御(16日)が行われる。また、協賛行事として市内中央町で『大浜町祭』も開かれ、「むろらん裸みこし」(14日)、「納涼盆踊り」(15日)が行われて露店が軒を連ねる。

文化財

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  • 室蘭神楽(室蘭市指定民俗文化財)[6]
    • 新潟県三条市伝承の「三条神楽」が伝播。「鯨神の舞」(げいしんのまい)は日本国内でも珍しいクジラが登場する神楽[7]、「鯨八幡」の由緒を神楽に仕立て創作したが、当初は不評でほとんど上演されず衰退した[7]。1990年(平成2年)に平成の御大典の記念事業として室蘭神楽保存会が復活を計画、焼失した鯨頭(くじらがしら)などの小道具類を製作して「五穀撒の舞」(ごこくちらしのまい)を基本に振り付けをした[7]。そして同年8月14日、およそ60年ぶりに復活上演した[7]

脚注

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  1. ^ a b 花・桜”. 室蘭観光情報サイト. 2017年7月8日閲覧。
  2. ^ a b 1875年(明治8年)8月合祀。
  3. ^ 元・トッカリムイ神社の祭神だった。なお「トッカリムイ」とはアイヌ語で「アザラシのいる湾」の意味で、同市母恋南町トッカリショと起源を共にする。
  4. ^ 元・ベキリウタ神社の祭神だった。なお、ベキリウタ / ペケレオタとはアイヌ語で「白い / 明るい砂浜」の意味で、元はモロランと呼ばれた現在の同市陣屋町南部陣屋の事。
  5. ^ ふるさと室蘭ガイドブック, p. 66.
  6. ^ 室蘭市の文化財”. 室蘭市. 2015年8月7日閲覧。
  7. ^ a b c d ふるさと室蘭ガイドブック, p. 46.

参考資料

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関連項目

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外部リンク

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