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日本宗教者平和協議会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宗平協から転送)
核廃絶運動も実施(写真は第五福竜丸

日本宗教者平和協議会(にほんしゅうきょうしゃへいわきょうぎかい)は、宗教信仰する者による日本の超宗派の平和運動団体である。略称宗平協(しゅうへいきょう)。

概要

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信仰を持つ者を「宗教者」と呼び、参加宗教者各々の信仰を尊重しつつ、宗教の違いを超えた「宗教者の良心に基づき世界の平和と人類の幸福に寄与する」ことを目的として式典の開催や運動を行っている。同会によると会員の宗派構成は、仏教キリスト教神道天理教及び新宗教と多岐にわたる。アジア仏教徒平和会議、日本キリスト者平和の会、真宗平和の会も参加。なお、会として宗教活動(特定教派の活動等)を行うものではなく、宗教組織ではない。

信教の自由政教分離の確立」、「核兵器の完全禁止と廃絶」、「(自衛隊及び在日米軍)軍事基地の撤去と軍事条約(日米同盟)の撤廃」、「日本国憲法の擁護と平和・民主条項の実現」、「人権の擁護と民主主義の発展」、「環境の保全と回復」、「宗教者の国際連帯の強化」(平和五原則)を掲げている。内閣総理大臣靖国神社公式参拝には、日本による侵略戦争を肯定し政教分離に反するとして、反対している。

毎年3月1日(ビキニデー)に「故久保山愛吉墓前祭」を実施している他、原水協原水爆禁止世界大会宗教者集会、日本宗教者平和会議などを開催している。ベトナム戦争中はベトナム宗教者の支援、イラク戦争に際しては自衛隊派兵反対活動を実施した。

団体データ

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  • 所在地:東京都文京区湯島3-37-13 TS第7ビル502
  • 会費:年額6,720円
    機関誌代金を含む
    地方宗平協は別に定める
  • 機関誌:「宗教と平和」(月刊)
    年額3,720円(送料・税込み)

沿革

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  • 1962年 - 結成
  • 1964年 - 第1回「故久保山愛吉氏墓前祭」主催

他団体との関係

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創価学会公明党政教一致であるとして機関誌で批判している[1]

宗平協との懇談の際日本共産党は、協力共同の発展を期待していると述べている[2]。また、宗平協40周年祝賀会及び45周年懇親会では、同党の書記局長市田忠義が来賓として出席し挨拶した[3]

2002年宗教者平和会議で基調講演した、日本共産党中央委員兼宗教委員会責任者で宗教学者の日隈威徳は「日本宗平協の発足と40年の運動の歴史は現代宗教史にとって画期的」と評価した[4]

京都宗平協結成50周年レセプションには、来賓として衆議院議員(日本共産党)の穀田恵二、京都仏教会理事、京都キリスト協議会牧師、京都原水協役員らが参加[5][6]

青年向けの組織として、宗教青年平和協議会がある。

脚注

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  1. ^ 「創価学会と公明党の政教一体批判」「宗教と平和」2000年
  2. ^ 宗平協新役員が共産党訪問・懇談(2007年10月2日付しんぶん赤旗
  3. ^ 宗平協45周年で懇親会(2007年5月22日付しんぶん赤旗)
  4. ^ 宗平協40周年祝賀会、会議(2002年10月29日付しんぶん赤旗)
  5. ^ 京都宗平協結成50周年
  6. ^ 京都宗教者平和協議会結成50周年記念レセプションで挨拶(穀田恵二)

関連項目

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外部リンク

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