安倍宗行
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安倍 宗行(あべ の むねゆき、生没年不詳)は、平安時代前期の貴族。大納言・安倍安仁の子。官位は従五位上・河内守。
経歴
[編集]清和朝にて大炊助を経て、貞観6年(864年)正月に従五位下に叙爵し、3月に勘解由次官に任ぜられる。翌貞観7年(865年)正月に早くも周防守として地方官に転じるが、同年3月には鋳銭長官を兼ねている。のち散位を経て、貞観12年(870年)備後守に任ぜられている。
その後、陽成朝までに従五位上・近江権介に叙任されると、仁和2年(886年)河内守と陽成朝から光孝朝にかけても引き続き地方官を務めた。
官歴
[編集]『日本三代実録』による。
- 時期不詳:大炊助
- 貞観6年(864年) 正月7日:従五位下。3月8日:勘解由次官
- 貞観7年(865年) 正月27日:周防守。3月19日:兼鋳銭長官
- 貞観12年(870年) 正月25日:備後守
- 時期不詳:従五位上。近江権介
- 元慶2年(878年) 4月2日:次侍従
- 仁和2年(886年) 正月16日:河内守
系譜
[編集]脚注
[編集]- ^ 『日本三代実録』貞観元年4月23日条
参考文献
[編集]- 経済雑誌社 編『国史大系 第4巻 日本三代実録』経済雑誌社、1901年 。
- 阿部猛『日本古代人名辞典』東京堂出版、2009年。ISBN 4490107617。