宇田川武久
表示
宇田川 武久(うだがわ たけひさ、1943年 - )は、日本の歴史学者。博士(歴史学)(國學院大學・論文博士・1994年)。国立歴史民俗博物館名誉教授。専門は日本軍事史、特に鉄砲史、水軍史。東京都出身。2020年、文化庁長官表彰[1]。
略歴
[編集]学歴
[編集]- 1968年 - 國學院大學文学部史学科卒業
- 1974年 - 同大学院文学研究科日本史学専攻博士課程単位取得退学
- 1994年 - 「東アジア兵器交流史の研究 -十五~十七世紀における兵器の受容と伝播」で博士(歴史学)(國學院大學)の学位を取得。
職歴
[編集]- 1969年 - 國學院大學文学部副手
- 1971年 - 助手
- 1977年 - 非常勤講師
- 1979年 - 文化庁国立歴史民俗博物館(仮称)設立準備室
- 1981年 - 国立歴史民俗博物館情報資料研究部助手
- 1982年 - 助教授
- 1992年 - 教授
- 2008年 - 定年退職、名誉教授
著書
[編集]- 『瀬戸内水軍』(教育社歴史新書、1981年)
- 『日本の海賊』(誠文堂新光社、1983年)
- 『鉄砲伝来 兵器が語る近世の誕生』(中公新書、1990年)
- 『信長を歩く』(プレジデント社、1992年)
- 『東アジア兵器交流史の研究 十五~十七世紀における兵器の受容と伝播』(吉川弘文館、1993年)
- 『江戸の炮術 継承される武芸』(東洋書林、2000年)
- 『戦国水軍の興亡』(平凡社新書、2002年)
- 『鉄砲と戦国合戦』(吉川弘文館・歴史文化ライブラリー、2002年)
- 『真説鉄砲伝来』(平凡社新書、2006年)
- 『江戸の砲術師たち』(平凡社新書、2010年)
- 『幕末 もう一つの鉄砲伝来』(平凡社新書、2012年)
共編著・校注
[編集]- 『改正三河後風土記』校注(秋田書店、1976~77年)
- 『日本の美術 鉄砲と石火矢』(至文堂、1998年)
- 『戦いのシステムと対外戦略』松木武彦共編(東洋書林、1999年 人類にとって戦いとは)
- 『攻撃と防衛の軌跡』藤木久志共編(東洋書林、2002年 人類にとって戦いとは)
- 『鉄砲伝来の日本史 火縄銃からライフル銃まで 歴博フォーラム』(編)(吉川弘文館、2007年)