宇田川信学
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宇田川 信学(うだがわ まさみち、1964年 - [1])は、日本の工業デザイナー。アメリカ合衆国・ニューヨーク在住[2]。ニューヨーク市地下鉄の鉄道車両R142Aのデザインなどで知られる。
略歴・人物
[編集]1964年、東京生まれ。1983年、千葉大学工業意匠学科入学。1987年、同大学卒業後、ヤマハデザイン研究所入社。
1991年、米国のクランブルック・アカデミー・オブ・アート入学。同大学院修了後、Emilio Ambasz Design Groupに入社。1992年、Apple Computerに入社。シニアデザイナーとしてPowerBook 5300/3400シリーズなど多数の製品を手がける。95年に退社。
1992年から、Yale University School of Artで教鞭を取る。
1997年には、Sigi Moeslinger とともにデザイン事務所 Antenna を設立[3]。
世界最悪と言われたニューヨークの地下鉄の車両デザインを担当して、安全な地下鉄へと復活させた[4]。2013年には、『ニューヨーク・オブザーバー』紙が選定した「過去25年間で、最も影響力のあるニューヨーカー100人」(The 100 Most Influential New Yorkers of the Past 25 Years) に、Sigi Moeslinger とともに選ばれた。
手がけた作品
[編集]- R142A
- NYの券売機
- ワシントンメトロ7000系電車
受賞
[編集]- IDEA金賞
- ID マガジン ベストオブカテゴリー
- 日本グッドデザイン最優秀賞
メディア
[編集]- 『夢の扉+』(TBS、2013年5月5日)
脚注
[編集]- ^ “The Collection : Masamichi Udagawa (Japanese, born 1964)”. ニューヨーク近代美術館(MoMA). 2014年12月18日閲覧。
- ^ “ニューヨーカーの行動を変えた! 地下鉄をデザイン 宇田川信学さん1”. FCI 日本語放送情報サイト (2021年7月20日). 2021年9月17日閲覧。
- ^ “About > Press”. Antenna. 2014年12月18日閲覧。
- ^ 夢の扉+“犯罪の巣窟”ニューヨークの地下鉄を再生させた日本人 ~“デザインの力”で人々の行動を変え より良い社会をつくる!~