コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

姜信子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
姜 信子
(きょう のぶこ、カン・シンジャ)
誕生 1961年
神奈川県横浜市
職業 作家
最終学歴 東京大学法学部
代表作 『日韓音楽ノート』『棄郷ノート』『ナミイ! 八重山のおばあの歌物語』他[1]
主な受賞歴 第2回ノンフィクション朝日ジャーナル賞(1986年
熊本日日新聞文学賞(2000年
鉄犬ヘテロトピア文学賞(2017年
在日韓国人三世、日本名は竹田存子
テンプレートを表示

姜 信子(きょう のぶこ、カン・シンジャ、: 강신자, 1961年[1]〈昭和36年〉 - )は、日本作家在日韓国人三世[2]。日本名は「竹田存子(たけだ のぶこ)[3]」。

経歴

[編集]

神奈川県横浜市生まれ[1]東京大学法学部卒業[1]1986年昭和61年)に『ごく普通の在日韓国人』で第2回ノンフィクション朝日ジャーナル[1]2000年平成13年)『棄郷ノート』で熊本日日新聞文学賞を受賞[4]2017年(平成29年)『声 千年先に届くほどに』で鉄犬ヘテロトピア文学賞を受賞した[5]熊本学園大学熊本大学などで非常勤講師。

著書

[編集]
  • ごく普通の在日韓国人』(朝日新聞社、1987年)のち文庫
  • 『かたつむりの歩き方』(朝日新聞社、1991年)
  • 『私の越境レッスン 韓国篇』(朝日新聞社、1993年)
  • 『日韓音楽ノート 〈越境〉する旅人の歌を追って』(岩波新書、1998年)
  • 『棄郷ノート』(作品社、2000年)
  • 『安住しない私たちの文化 東アジア流浪』(晶文社、2002年)
  • 『追放の高麗人 「天然の美」と百年の記憶』(石風社、2002年)
  • 『ノレ・ノスタルギーヤ 歌の記憶、荒野への旅』(岩波書店、2003年)
  • 『ナミイ! 八重山のおばあの歌物語』(岩波書店、2006年)
  • 『うたのおくりもの』(朝日新聞社、2007年)
  • 『イリオモテ』(岩波書店、2009年)
  • 『今日、私は出発する ハンセン病と結び合う旅・異郷の生』(解放出版社、2011年)
  • 『はじまれ 犀の角問わず語り』(サウダージ・ブックス+港の人、2011年)
  • 『旅する対話』(春風社、2013年)
  • 『生きとし生ける空白の物語』(港の人、2015年)
  • 『はじまりはじまりはじまり』(羽鳥書店、2015年)
  • 『声 千年先に届くほどに』(ぷねうま舎、2015年)
  • 『妄犬日記』(ぷねうま舎、2016年)
  • 『あんじゅ、あんじゅ、さまよい安寿』(せりか書房、2016年)

翻訳

[編集]
  • カニー・カン『遥かなる静けき朝の国』(青山出版社、1995年)
  • 李清俊『あなたたちの天国』(みすず書房、2010年)
  • ソ・チヨン『京城のモダンガール』(みすず書房、2016年)

共著・編纂

[編集]
  • 『夕凪の島』大田静男(みすず書房、2013年)
  • 『死ぬふりだけでやめとけや 谺雄二詩文集』(みすず書房、2014年)
  • 『しきたり 折々の作法をたのしむ』『現代用語の基礎知識』編集部編 竹中龍太的場美香共著(自由国民社〈日本のたしなみ帖 和ごころ、こと始め。〉、2015年)

映画

[編集]
  • 「ナミイと唄えば」企画・原作 2006年

公演・プロデュース活動

[編集]

かもめ組

[編集]
  • 2012年より浪曲師玉川奈々福・パンソリ唱者安聖民とともに、「かもめ組」名義で、日韓の語り芸の道を結んで、境を越えて声を行き交わし、新たな語りの可能性を切り拓く活動を継続中。

プロジェクト8マン

[編集]
  • 2015年より、人形浄瑠璃猿八座の座付太夫であり、多摩地方に伝わる伝統的語り芸「説経祭文」の第一人者である 渡部八太夫の活動をプロデュース。
  • https://blog.goo.ne.jp/wata8tayu (猿八座 座付太夫 渡部八太夫ブログ)
  • https://wata8tayu.hatenablog.com/ (「説経祭文」語り 渡部八太夫ブログ)

脚注

[編集]