女房簡
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女房簡(にょうぼうのふだ)とは、宮中に奉仕する女房が出仕上番の日を記した札。男性官人の日給簡に相当する。
清涼殿の西廂にある女房たちの詰所である台盤所の南側にある御椅子と唐櫃の間に袋に入れて置いてあり、女房の上番予定と実際の出仕状況を記した。その寸法・書式・処理方法は男性の日給簡に準じて行われた。
出典
[編集]『台記別記』久安6年正月19日条及び『朝野群載』巻5所収の永承2年11月5日付「内侍所月奏」に女房簡の具体的な記述がある。
参考文献
[編集]- 田島公「女房簡」(『日本史大事典 5』平凡社、1993年 ISBN 978-4-582-13105-5)
- 須田春子「女房簡」(『平安時代史事典』角川書店、1994年 ISBN 978-4-04-031700-7)