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赤坂の夜は更けて/女の意地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
女の意地から転送)
「赤坂の夜は更けて/女の意地」
西田佐知子シングル
A面 赤坂の夜は更けて
B面 女の意地
リリース
規格 シングルレコード
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ポリドール・レコード
作詞・作曲 鈴木道明(M-1・2)
西田佐知子 シングル 年表
女の港
(1965年)
赤坂の夜は更けて/女の意地
(1965年)
花は散りゆく/裏町酒場
1966年
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赤坂の夜は更けて/女の意地」(あかさかのよはふけて/おんなのいじ)は、1965年12月に発売された西田佐知子シングルレコードである。発売元はポリドール・レコード(現:ユニバーサルミュージック)。品番:SDR-1158。

解説

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ムード歌謡風の2タイトルが収録されたシングル盤。2曲共に作者は東京放送の音楽プロデューサー・ディレクターとして知られた鈴木道明で、代表作に日野てる子の「夏の日の想い出」などがある。演奏は、ともにポリドール・オーケストラ。

「赤坂の夜は更けて」は、島倉千代子和田弘とマヒナスターズ三島敏夫武井義明ら他歌手と競作となったが、最もヒットした(一般的に最もメジャーな)ものが西田佐知子版である[1]。西田盤は1968年時点で50万枚を売り上げている[2]。のちにちあきなおみ藤圭子麻生よう子など、そのときどきの流行歌手にカヴァーされている。 歌詞は2コーラス分しかないが、西田版は1コーラス分丸々間奏がある。また、1965年大晦日放送の『第16回NHK紅白歌合戦』に出演し(連続5回目)、本楽曲を披露した。

「女の意地」は西田本人が好んで歌い、1970年から1971年頃にリバイバル・ヒット[3]。1970年12月には、新たに録音し直し「赤坂の夜は更けて」とのカップリングでない「女の意地/傷ついた花びら」も発売された。1970年大晦日の『第21回NHK紅白歌合戦』でも披露され、翌年に入り大ヒットし40万枚を売り上げ[4]翌年の年間ヒットチャートオリコン調べ)では第28位にランクインしている。尚、1971年に関口宏と結婚してからは歌手活動をセーブしたため、連続出場10回目を飾った1970年が最後の紅白出演となっている。

レコード会社が共同で製作したコンピレーション・アルバム青春歌年鑑』では、「女の意地」が『青春歌年鑑 1965 BEST30』と『青春歌年鑑 1971 BEST30』の2作品に収録されている。また、『青春歌年鑑 1965 BEST30』には「赤坂の夜は更けて」も収録。

収録曲

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  1. 赤坂の夜は更けて(3:34)
    • 作詞・作曲: 鈴木道明、編曲: 川上義彦
  2. 女の意地(3:58)
    • 作詞・作曲: 鈴木道明、編曲: 川上義彦

収録作品

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赤坂の夜は更けて・女の意地
  • 島倉千代子版

1965年10月に発売された島倉千代子のシングル。酒井政利のプロデュース作品。多くの歌手との競作となったが、レコードは西田佐知子が多く売り上げ、島倉版のこの曲は西田版の10分の1ほどの売上に留まった[5]

収録曲

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  1. 赤坂の夜は更けて
    作詞・作曲:鈴木道明、編曲:佐伯亮
  2. 風の中のあなた
    作詞:沢田直美、作曲:戸塚三博、編曲:岡田みのる

カバー

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赤坂の夜は更けて
  • 舟木一夫(アルバム「ひとりぼっち 舟木一夫の夜」(LP)収録。1967年:ALS-4295)
  • 藤圭子(アルバム「演歌全集8枚組(憂愁)」収録。1973年:JRS-9225)
  • 朝丘雪路(アルバム「別れのスナック」収録。1975年)
  • 麻生よう子(シングル「ワン・レイニー・ナイトイン・トーキョー」カップリング収録。1980年:7DX-1013)
  • チェウニ(アルバム「Tokyo・トーキョー・東京」収録。2002年:TECE-28331)
女の意地

映画

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関連項目

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脚注

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  1. ^ 『精選盤 昭和の流行歌 歌詞集』日本音楽教育センター、85頁。
  2. ^ 堀内敬三『音楽明治百年史』音楽之友社、1968年、348頁。NDLJP:2518791/191
  3. ^ 「歌もそのまま『女の意地』」『別冊 1億人の昭和史 '85最新増補版 昭和流行歌史 「宮さん宮さん」からチェッカーズ「星屑のステージ」まで600曲』毎日新聞社、1984年、281頁。NDLJP:12438705/141
  4. ^ 長田暁二『歌謡曲おもしろこぼれ話』社会思想社、2002年、203頁。ISBN 4390116495
  5. ^ 酒井政利『誰も書かなかった昭和スターの素顔』、宝島社宝島SUGOI文庫)、2018年、76頁。ISBN 978-4-8002-8990-2
  6. ^ 平浩二が東京プリンスホテルで歌手生活50周年記念パーティー開催 「声の続く限り」、うたびと、2019年12月11日。