コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

奥屋敷古墳群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
奥屋敷古墳群
所在地

静岡県焼津市関方

地図
位置 北緯34度53分43.6秒 東経138度18分14.6秒 / 北緯34.895444度 東経138.304056度 / 34.895444; 138.304056座標: 北緯34度53分43.6秒 東経138度18分14.6秒 / 北緯34.895444度 東経138.304056度 / 34.895444; 138.304056
形状 円墳
規模 円墳3基
埋葬施設 横穴式石室
出土品 六鈴鏡(1号墳)
築造時期 7世紀代
史跡 未指定
有形文化財 六鈴鏡(焼津市指定文化財)
地図
奥屋敷 古墳群の位置(静岡県内)
奥屋敷 古墳群
奥屋敷
古墳群
テンプレートを表示

奥屋敷古墳群(おくやしきこふんぐん)は、静岡県焼津市関方に所在する古墳時代終末期(7世紀)の古墳群六鈴鏡が出土したことで知られる。

概要

[編集]

志太平野北部にそびえる高草山の山麓に位置し、当地に所在する「猪之谷(いいのや)神社」境内(焼津市関方413[1])を含む範囲に3基が所在する[2]

奥屋敷1号墳(猪之谷神社古墳)

[編集]

1号墳は、猪之谷神社境内に所在し横穴式石室玄室奥側部分が残存している。石室からは、江戸時代の1857年(安政4年)に銅鏡の縁に6個の鈴が付く「六鈴鏡」が出土した[3]。鏡自体の製作年代は文様などから5世紀末~6世紀前半と考えられるが、古墳の築造年代は7世紀代と考えられるため、古墳時代当時からこの鏡が伝世品として大切に扱われていたことが示唆されるという[2]

鏡は1966年(昭和41年)9月21日に市の文化財に指定され、焼津市歴史民俗資料館に所蔵された[4]

註釈

[編集]
  1. ^ 「猪之谷神社」(静岡県神社庁)
  2. ^ a b 焼津市教育委員会 2018 pp.4
  3. ^ 焼津市歴史民俗資料館 2000 pp.1
  4. ^ 『猪之谷神社の六鈴鏡』(焼津市)

参考文献

[編集]
  • 焼津市歴史民俗資料館 2000 『東益津の文化遺産その1-指定文化財と館蔵品-』pp.1
  • 焼津市教育委員会文化財課 2018 『焼津辺文化遺産ガイド‐高草山周辺ルート‐』pp.4

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]