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奥富敬之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

奥富 敬之(おくとみ たかゆき、1936年9月2日 - 2008年7月7日)は、日本の歴史学者日本医科大学名誉教授。日本中世史・日本医学史専攻。

来歴

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東京生まれ。1961年早稲田大学教育学部卒業、1971年同大学大学院文学研究科博士課程修了(国史)。同年、日本医科大学歴史学教室専任講師、日本医科大学助教授、1986年教授、2002年定年退職、名誉教授。

この他、1986年~2002年早稲田大学教育学部兼任講師や2008年早稲田大学エクステンションセンター講師なども務めた。 苗字に関する著書もあり、苗字や名前の歴史学についての専門家でもある。

日本中世の武士を専門に研究、清和源氏北条氏鎌倉幕府、源平争乱、姓氏などについての一般向け書物を多数執筆し、大河ドラマ北条時宗』(2001年)、『義経』(2005年)などで時代考証、監修を行った。学界の定説と異なる解釈をすることもある[要出典]

2008年7月7日に、胃癌のため死去した、享年71。叙従五位、授瑞宝小綬章

著書

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  • 『清和源氏新田堀江家の歴史 ある名家の古代から現代まで』高文堂出版社〈高文堂新書〉、1979年。 
  • 『鎌倉北条氏の基礎的研究』吉川弘文館、1980年。ISBN 4-642-02556-1 
  • 『鎌倉北条一族』新人物往来社、1983年。ISBN 4-404-02895-4 
  • 『上州新田一族』新人物往来社、1984年。ISBN 4-404-01224-1 
  • 『日本史おもしろゼミ 試験一発!笑って覚えよう』ライオン社、1984年。ISBN 4-8440-5504-6 
  • 『鎌倉 古戦場を歩く』奥富雅子(共著)、新人物往来社、1985年。ISBN 4-404-01276-4 
  • 『安房白浜町近世史料集』新人物往来社、1985-1989年。 
    • <1> 杖珠院文書 (久保貴子共同編集)
    • <2> 朝夷郡白浜村・乙浜村誌(佐藤精一共同編集)
    • <3> 福原家文書(久保貴子共同編集)
    • <4> 下立松原神社文書1(久保貴子共同編集)
    • <5> 下立松原神社文書2(久保貴子共同編集)
  • 『鎌倉武士 合戦と陰謀』新人物往来社、1986年。ISBN 4-404-01342-6 
  • 『源氏三代 死の謎を探る』新人物往来社、1986年。ISBN 4-404-01355-8 
  • 『清和源氏の全家系』新人物往来社(全6巻)、1988-1991年。 
  1. 『天皇家と多田源氏』1988年。ISBN 4404015534 
  2. 『奥羽戦乱と東国源氏』1988年。ISBN 4404015747 
  3. 『東国源氏の京都進出』1989年。ISBN 4404016018 
  4. 『源平合戦と鎌倉三代』1989年。ISBN 4404016522 
  5. 『南北朝争乱と足利一族』1990年。ISBN 4404017677 
  6. 『新田諸族と戦国争乱』1991年。ISBN 4404018797 
  • 『天皇家と多田源氏 摂関家の爪牙』(『全家系1』を改題)、三一書房〈三一新書〉、1997年。ISBN 4-380-97025-6 
  • 『奥羽戦乱と東国源氏 義家とその弟たちの系譜』(『全家系2』を改題)、三一書房〈三一新書〉、1998年。ISBN 4-380-98002-2 

参考文献

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  • 吉川弘文館『日本歴史』2008年10月号 No.725 ISSN 0386-9164 学界消息・奥富敬之氏の訃(伊東和彦) p138