失格 (曲)
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「失格」 | ||||
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橘いずみ の シングル | ||||
初出アルバム『どんなに打ちのめされても』 | ||||
B面 | オールファイト | |||
リリース | ||||
規格 | 8cmCD | |||
ジャンル | ポップス | |||
時間 | ||||
レーベル | Sony Records | |||
作詞・作曲 | 橘いずみ | |||
プロデュース | 須藤晃 | |||
橘いずみ シングル 年表 | ||||
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『失格』(しっかく)は、橘いずみの3枚目のシングル。1993年3月10日発売。発売元はSony Records。
概要
[編集]- 橘が広く知られる契機となる代表作[1][2]。
- 発表当時「失格」などの歌詞は「過激」なものと評され橘は「女・尾崎豊」などと称された[3]その背景は、当時の音楽プロデューサ—が尾崎豊と同じ須藤晃のため[2]。
- 表題曲「失格」の楽曲のアレンジは『Now It Can Be Told: DEVO at the Palace 12/9/88』を彷彿とさせるロックのドライブ感を伴う高揚感、うねりを効かせた熱いアレンジでと注文した。
- 2011年の映画『モテキ』では、所謂「モテ曲」のひとつに「失格」が取り上げられ[4]、映画公開に先んじて発売されたコンピレーション・アルバム『モテキ的音楽のススメ映画盤』に収録[5]。
収録曲
[編集]作詞・作曲:橘いずみ 編曲:星勝
- 失格
- オールファイト
- コーラス・アレンジ:町支寛二
楽曲収録アルバム
[編集]失格
[編集]- 「橘いずみ」名義
- オリジナル『どんなに打ちのめされても』(1993年)
- ベスト『GOLDEN☆BEST 橘いずみ』(2002年)
- ベスト『GOLDEN☆BEST 橘いずみ+榊いずみ 20th Anniversary』(2012年)
- CD-BOX『Izumi works from 1992-1997 〜Sony Music Years Complete Box〜』(2019年)
- 「榊いずみ」名義
- セルフカバー『AG』(2013年)
オールファイト
[編集]- 「橘いずみ」名義
- オリジナル『どんなに打ちのめされても』
- CD-BOX『Izumi works from 1992-1997 〜Sony Music Years Complete Box〜』
ミュージシャン
[編集]- 失格
- オールファイト
- Guitars:武沢豊
- Bass:小六正彦
- Keyboards:中西康晴、松浦晃久
- Chorus:町支寛二、THE DESKS(平賀君代・工藤佳永・新宮"リンダ"由美・大屋享子・IZUMI)
- Manipulation:迫田到
- Glockenspiel:金山功
カバー
[編集]- 映画『モテキ』連動アルバムモテキ的音楽のススメ Covers for MTK Lovers盤』では、フラワーカンパニーズによる「失格」のカバーが収録[6]。
- 『坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT』でももいろクローバーZの百田夏菜子がカバー。特番では榊いずみとデュエットした[7]。
脚注
[編集]- ^ “自分の価値観だけ歌う 橘いずみの「鋭い言葉」に若者が共感”. 朝日新聞・夕刊: p. 10. (1994年8月31日). "テレビドラマの主題歌になった「永遠のパズル」はチャート誌でベスト10入りするヒットになり知名度も上がってきた。しかし、彼女の存在を印象づけたのは昨年出たシングル「失格」だろう。... もどかしさ、屈折感をストレートに激しい言葉で叫ぶこの曲は、十代を中心にちょっとした波紋を呼んだ。"
- ^ a b OKMusic (2015年6月17日). “90'Sガールポップシーンで異彩を放った橘いずみ、その本質が見える佳作『どんなに打ちのめされても』 2/3”. Excite Japan Co./OKMusic. 2015年8月30日閲覧。 “やはり3rdシングル「失格」が彼女の分水嶺だったと言える。... 彼女には “女・尾崎豊”という異名があった。これは彼女の資質がどうの…というより、尾崎豊のプロデューサーでもあった須藤晃氏が彼女のプロデューサーでもあった点が大きいのだろう(「ストイックなまでに自虐的な歌詞が尾崎に似ている」との論調もあるようだけど、尾崎はストイックではあったが、自虐的ではなかったと思うのだが…)。”
- ^ 帆苅智之 (2015年6月17日). “90'Sガールポップシーンで異彩を放った橘いずみ、その本質が見える佳作『どんなに打ちのめされても』”. OKLife. 2015年8月30日閲覧。 “ヒット作「失格」や「バニラ」等、当時過激と言われた歌詞の内容と相俟って“女・尾崎豊”との異名をとったことでも知られる彼女。”:OKMusic (2015年6月17日). “90'Sガールポップシーンで異彩を放った橘いずみ、その本質が見える佳作『どんなに打ちのめされても』 1/3”. Excite Japan Co./OKMusic. 2015年8月30日閲覧。
- ^ 宮本茂頼 (2011年10月25日). “(甲乙閑話)いけてない男子、心のJポップ”. 朝日新聞・夕刊: p. 30. "主人公はさえない三十男。仕事や恋愛で落ち込んだ時、アイフォーンやアイポッドからは、TMネットワーク「Self Control」や橘いずみ「失格」などが鳴る。"
- ^ “モテキ的音楽のススメ 映画盤”. ソニーミュージック. 2015年8月30日閲覧。
- ^ “スペシャル企画 フラカン×レーベルチーフプロデューサー 赤裸々対談「あ、ダメな大人いますよ、うち! ぴったりの負け犬が!」って(笑)。~フラカンのビューティフルドリーマーは何故「まほろ駅前番外地」のオープニングテーマになったのか?(新書風 笑)~”. フラワーカンパニーズ. 2015年8月30日閲覧。
- ^ 「第42夜 スクリプト」フジテレビ。2024年8月30日閲覧。