太陽の下で -真実の北朝鮮-
太陽の下で -真実の北朝鮮- | |
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В лучах Солнца | |
監督 | ヴィタリー・マンスキー |
配給 | ハーク |
公開 |
2016年4月27日 2017年1月21日 |
上映時間 | 106分 |
製作国 |
ロシア ドイツ チェコ ラトビア 北朝鮮 |
言語 | 朝鮮語 |
『太陽の下で -真実の北朝鮮-』(たいようのしたで しんじつのきたちょうせん、露: В лучах Солнца、英: Under the Sun)は、2015年製作のロシアのドキュメンタリー映画。
概要
[編集]当初、本作はロシアのドキュメンタリー映画監督ヴィタリー・マンスキーと北朝鮮当局の共同制作で1年の期間をかけて、2014年の撮影当時は8歳だった少女リ・ジンミ(리진미)が「朝鮮少年団」に入団し、故・金日成(キム・イルソン)主席の誕生日である太陽節を祝う行事を準備する過程を記録する映画として撮影が始まった。
しかし、それが全て北朝鮮当局による演出(朝鮮労働党による指導)であることに気づいたマンスキー監督は制作方針を変更し、撮影前後に密かにカメラの録画スイッチを入れたまま放置し、北朝鮮当局が演出している様子を捉えた映画に作り上げた[1][2][3]。
反応
[編集]韓国では、“태양 아래(テヤン・アレ)”[3]のタイトルで2016年4月27日から公開され、5月5日には、朴槿恵大統領(当時)が脱北者約50人を招待してソウル市内の映画館で鑑賞、「(韓国の)子どもの日を迎え、夢を失って苦労して生きる北の子どもを我々が見守っていかなければいけないということを改めて感じることができた」「北が核開発を放棄し、北の住民と子どもの生活に関心を向ける契機になればいい」「多くの国民がこの映画を見て、変化に率先していくことを望む」と語った[4]。
その後
[編集]作品の主人公リ・ジンミは、2016年5月10日に平壌市の金日成広場で開催された群衆大会で、金正恩朝鮮労働党委員長に花束を渡す役(花童)(화동)を務めたことが、テレビ映像で確認された[5]。また、2018年9月18日に南北首脳会談のため平壌国際空港へ到着した韓国の文在寅大統領に花束を渡した少女は、ジンミと顔が似ているのではないかとの指摘もあった[6][7]。
脚注
[編集]- ^ “北朝鮮取り上げたドキュメンタリー映画 韓国で27日公開”. 朝鮮日報. (2016年4月26日) 2016年5月7日閲覧。
- ^ “Russian film exposes the workings of North Korea's propaganda machine”. The Guardian. (2015年12月2日) 2016年5月8日閲覧。
- ^ a b ““劇場国家・北朝鮮” 舞台裏を隠し撮りした映画の衝撃 国際報道2016”. NHKBS1. (2016年5月12日). オリジナルの2020年11月22日時点におけるアーカイブ。 2016年5月12日閲覧。
- ^ “北朝鮮の党大会の前日、朴大統領が北告発映画を観覧”. 中央日報. (2016年5月6日) 2016年5月7日閲覧。
- ^ 북, '태양 아래' 주인공 진미 체제선전에 역이용YouTube、2019年1月18日閲覧
- ^ 文대통령 화동, 北현실 고발 영화 '태양 아래' 주인공?“조선일보”2018年9月19日、2019年1月18日閲覧
- ^ 当時の映像は、(평양 남북정상회담) 평양 간 문 대통령 뜨겁게 맞은 北 의장대 / 비디오머그YouTube、2019年1月18日閲覧
関連項目
[編集]- やらせ
- 金日成のパレード 東欧の見た“赤い王朝” - 1989年のポーランドのドキュメンタリー映画。