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太田文雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
太田 文雄
生誕 1948年1月(76歳)
日本の旗 日本 東京都
所属組織 海上自衛隊
軍歴 1970 - 2005
最終階級 海将
指揮 情報本部
DD-121 ゆうぐも艦長
除隊後 防衛大学校教授
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太田 文雄(おおた ふみお、1948年〈昭和23年〉1月 - )は、日本海上自衛官剣道家。第3代情報本部長、防衛大学校教授。学位はPh.D.ジョンズ・ホプキンズ大学SAIS)。剣道教士七段

略歴

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東京都出身。1970年(昭和45年)3月、防衛大学校本科第14期卒業、海上自衛隊入隊。

1980年(昭和55年)、米国海軍兵学校連絡官。1987年(昭和62年)12月、護衛艦ゆうぐも艦長。

1989年(平成元年)1月1日、1等海佐1990年(平成2年)8月1日、海上幕僚監部人事教育部教育課教育班長。1992年(平成4年)3月23日、防衛研究所所員。1993年(平成5年)、米国国防大学

1994年(平成6年)8月1日、第1護衛隊司令。1995年(平成7年)3月16日、第64護衛隊司令。

1996年(平成8年)5月15日、外務省在米国大使館防衛駐在官

同年12月、海将補1997年(平成9年)、防衛研究所一般課程。1999年(平成11年)7月9日、統合幕僚会議事務局第4幕僚室長

2001年(平成13年)3月27日、海将。第32代統合幕僚学校長。同年2月3日、第3代情報本部長に就任

2003年(平成15年)、ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院にて国際関係学を専攻し、Ph.D.取得。

2005年(平成17年)1月12日、退官。

同年4月、防衛大学校教授(防衛学教育学群安全保障・危機管理教育センター長。2010年まで)。

主張

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著書

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単著

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  • 『「情報」と国家戦略』(芙蓉書房出版、2005年)、ISBN 978-4829503584
  • 『インテリジェンスと国際情勢分析』(芙蓉書房出版、2007年)
  • 『日本人は戦略・情報に疎いのか』(芙蓉書房出版、2008年)、ISBN 978-4829504123
  • 『インテリジェンスと国際情勢分析【改訂新版】』(芙蓉書房出版)、2008年、ISBN 978-4829504314
  • 『同盟国としての米国』(芙蓉書房出版、2009年)、ISBN 978-4829504628
  • 『国際情勢と安全保障政策-『インテリジェンスと国際情勢分析』三訂増補版-』(芙蓉書房出版、2010年)、ISBN 978-4829504789
  • 『世界の士官学校』(芙蓉書房出版、2013年)、ISBN 978-4829505854
  • 『日本の存亡は「孫子」にあり』(致知出版社、2014年)

共著

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  • (加藤直樹)『危機管理の理論と実践』(芙蓉書房出版、2010年)、ISBN 978-4829504925
  • (吉田真)『中国の海洋戦略にどう対処すべきか』(芙蓉書房出版、2011年)、ISBN 978-4829505366
  • (編著)『国際情報戦に勝つために 情報力強化の提言』(芙蓉書房出版、2015年)

論文

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  • 「太平洋における海軍協力――将来を目指して」『新防衛論集』第21巻第1号(1993年6月、J・W・モーランド3世、ウラジミール・パニコフと共著)
  • 「国際社会における軍の役割の変化――抑止戦略から安定化戦略への移行の中で」『防衛学研究』第22号(1999年11月)
  • 「戦争史から見たポスト9.11の対テロ戦等」『国際安全保障』第32巻第4号(2005年3月)
  • 「ゴールドウォーター・ニコルズを越えて――自衛隊統合の将来に向けてのさらなるステップ」『国際安全保障』第34巻4号(2007年3月)

脚注

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外部リンク

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先代
野中光男
情報本部
第3代:2001年 - 2005年
次代
椋木功