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キララとウララ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
天野なぎさから転送)

キララとウララは、日本の女性アイドルデュオ。1984年8月1日、シングル「センチ・メタル・ボーイ」でデビュー。近未来的なテクノ歌謡の楽曲をリリースしている。

メンバー

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(1966-08-24) 1966年8月24日(58歳) - 千葉県出身。身長159cm、B82W58H85、体重45kg(1984年時点)。血液型はO型。
解散後は小室哲哉の最初の妻となったが、離婚(双方の間に子はない)。離婚後はペットビジネスへ参入。特に犬専用の服のプロデュース・製造・販売では日本ではトップクラスの実績を収めている。実弟も大谷健吾の名で音楽活動歴がある。
  • ウララ - 天野なぎさ(あまの なぎさ)
(1966-09-29) 1966年9月29日(58歳) - 千葉県出身。身長156cm、B83W60H85、体重48kg(同上)。血液型はA型。
解散後はシンガーソングライター天野歩美(あまの あゆみ)としてソロデビューしている。

人物

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レコードデビュー前は単に「香奈子&なぎさ」と名乗っていた。しかし、デビューする際に事務所の社長に芸名はどうすると尋ねられたところ、実は中学の時にすでに決めていたと、「キララとウララ」の名前を提案して採用されたという。芸名の由来は、中学の時に「星を見る会」という名の下で、学校で歌いながら星を観察していたところ、「ああ、キララって光ってる星がある」と冗談で言った。すると、その呼び名いいねということになり、「じゃあ、もうひとつの呼び名はウララってかんじじゃない」ということで「キララとウララ」になった。また、大谷の方がキラキラしているイメージがあったのでキララとなったとのこと[1]。1985年に3枚目となるシングルのラブ・アドベンチャーを発売した際には、キラウラと名乗っていた[2]

テクノ歌謡スタイル[3]で、テクノサウンドと派手な衣装が特徴[4]のアイドルデュオ。デビュー曲の「センチ・メタル・ボーイ」はしばしば「モールス信号のようなイントロを持つ」と表現される[4]。昨今では珍しくないインカムを付けて歌うスタイルは、1980年代半ばとしては目新しいものであった。腰のベルト・ポーチに収めた送信機に電波を送るテレビ放送用に開発されたソニー製のワイヤレスシステムは、送信可能距離が500メートル以上で当時の金額にして200万円かかったという[5]

約3年間の活動の後に解散[3]。その後、アルバムは中古市場で高値で取引されていたとされており[3]、約20年後の2007年に復刻版が発売されることとなった[3]

ディスコグラフィ

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シングル

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# 発売日 A/B面 タイトル 作詞 作曲 編曲 規格品番
1 1984年
8月1日
A面 センチ・メタル・ボーイ 売野雅勇 井上大輔 SV-7408
B面 恋のアドリヴ EPO 清水信之
2 1985年
3月5日
A面 多感期のフラミンゴ 売野雅勇 井上大輔[6] SV-7475
B面 バイキング 井上大輔 川口真
3 1985年
9月21日
A面 ラブ・アドベンチャー 岩里祐穂 船山基紀 SV-9059
B面 Love Adventure J.Horns
4 1985年
12月5日
A面 パックンたまご!
〜空からたまごが降ってきた〜
三浦徳子 松浦雅也[7] SV-9083
B面 (インストゥルメンタル) -
5 1986年
4月21日
A面 ブイン ブイン ブイン 所ジョージ 新田一郎 KV-3074
B面 BINBO'86 岩里祐穂

アルバム

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オリジナル・アルバム

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その他のアルバム

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  • ザ・超女 音楽篇1986年5月21日/LP:JBX-25088、CD:VDR-1193)
    • 「BINBO '86」「ブイン ブイン ブイン」収録。

タイアップ曲

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楽曲 タイアップ
1985年 多感期のフラミンゴ キリン・飲料水「キララ」CMソング
パックンたまご! テレビ朝日系「パックンたまご」テーマソング
1986年 ブイン ブイン ブイン OVAザ・超女」主題歌
BINBO'86 OVA「ザ・超女」挿入歌

テレビ出演

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脚注

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  1. ^ 「シュガー・アイドル・パッケージ」「ザ・シュガー」 考友社出版社、1984年12月号、38-40頁
  2. ^ 「 名前も衣装も短~く変身」DUNK 集英社、1985年11月号、50頁
  3. ^ a b c d テクノ歌謡アイドル“キララとウララ”の唯一作が復刻!細野晴臣、所ジョージら参加”. CDジャーナル (2007年1月24日). 2012年9月1日閲覧。
  4. ^ a b キララとウララ / ダブル・ファンタジー CDアルバム”. CDジャーナル. 2012年9月1日閲覧。
  5. ^ 「総額200万円!キララとウララを陰で支えるプロフェッショナル・メカ解剖」DUNK 集英社、1984年10月号、56頁
  6. ^ ストリングス・アレンジ:青木望
  7. ^ コーラス・アレンジ:佐藤寛
  8. ^ 2007年3月21日にCD版がリリースされた(規格品番:VSCD-3745)。