天神怪戦
表示
ジャンル | 横スクロールシューティング |
---|---|
対応機種 | ゲームボーイ |
開発元 | ライブプランニング |
発売元 | メルダック |
音楽 | 中潟憲雄 |
人数 | 1人 |
メディア | 1メガビットロムカセット[1] |
発売日 |
1990年4月27日 1990年10月 1990年 |
その他 |
型式: DMG-TKJ DMG-TK-USA DMG-TK-UKV |
『天神怪戦』(てんじんかいせん)は、メルダックが発売したゲームボーイ用ゲームソフト。
日本国外では『Mercenary Force』のタイトルで発売された。
ゲーム内容
[編集]江戸時代を舞台とする横スクロールシューティングゲームである。全6ステージ。続編に『読本 夢五誉身 -天神怪戦2-』があるが、そちらはカードバトルゲームになっている。
アイテム
[編集]- 薬
- 先頭キャラクターのみ体力が3回復
- 団子
- パーティー全員の体力が1回復
- 酒
- パーティー全員の体力が3回復
- 御札
- 先頭キャラクターが僧侶に転職する
- 巻物
- 先頭キャラクターが忍者に転職する
ストーリー
[編集]時は天保14年。天保の大飢饉の元凶は陰凶界のチミモウリョウである、との神夢を見た徳川家慶は天神界に守護を持つ天神5人衆を召し出し、チミモウリョウの討伐を命じた[2]。
キャラクター
[編集]5種の職業から最大4名までのパーティーを組み、状況に応じて隊形を変えながら戦う[2]。隊列を組むと敵弾の回避が難しくなるため、あえて1名パーティで挑む手段もある[2]。各キャラクターはステージ開始時に金銭で雇用する[2]。雇用代はステージ攻略毎に100文ずつ費用が増えて行く。隊の先頭に立つキャラクターは、足軽を除き通常攻撃と別に怪物に変身する「天神変化」によって特殊攻撃を行える。但し天神変化終了後にそのキャラクターは死に、またボス戦の時に変化するとゲームが進行不可能になる致命的なバグがある。
- 足軽
- 費用400文。体力6。単発で長射程の火縄銃を放つ。天神変化はできず、画面をフラッシュさせ、すべての敵と敵弾を消滅させる。
- 侍
- 費用800文。体力12。大小二本差しの他、上下二連の弾丸を放つ。天神変化は「つるべ火」に変身し、八方に弾丸を放つ。
- 忍者
- 費用1000文。体力10。2連射可能な手裏剣を放つ。天神変化は「おおかむろ」に変身し、自身の周りで手裏剣を回転させる。
- 僧侶
- 費用1200文。体力9。斜め前2方向に弾丸を放つ。天神変化は「仙人」に変身し、攻撃方法は体当たりのみであるが変身中は移動速度が上がり、ステージをショートカットできる。
- 巫女
- 費用700文。体力7。上下2方向に弾丸を放つ。天神変化は「天女」に変身して画面全体に弾を放つ。巫女がいるかいないかでエンディングが変わる[2]。フランス料理が得意。
- 狸
- 条件を満たすことで最終面で加入。攻撃はランダムで天神変化も持たない、いわゆるお遊びキャラ。
評価
[編集]評価 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、6・6・7・5の合計24点となっている[4][3]。レビュアーの意見としては、「一風変わったシューティングゲーム」、「設定とかは変わっているけど、やってることは新しくない」などと評されている[4]。
- ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、17.96点(満30点)となっている[1]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 3.10 | 2.99 | 2.85 | 3.04 | 2.92 | 3.06 | 17.96 |
脚注
[編集]- ^ a b c 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店、1991年5月24日、170頁。
- ^ a b c d e M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、14ページ
- ^ a b “天神怪戦 まとめ [ゲームボーイ]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2017年1月28日閲覧。
- ^ a b 『ファミコン通信』第10・11合併号、アスキー、1990年5月11日。