天安聖居山慰礼城
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天安聖居山慰礼城 (市道記念物第148号 天安聖居山慰礼城) | |
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各種表記 | |
ハングル: | 천안성거산위례성 |
漢字: | 天安聖居山慰禮城 |
発音: | チョナンソンゴサニレソン |
日本語読み: | てんあんせいきょさんいれいじょう |
文化観光部2000年式: マッキューン=ライシャワー式: |
Cheonan Seonggeosan Wiryeseong Ch'ŏnan Sŏnggŏsan Wiryesŏng |
天安聖居山慰礼城(チョナン・ソンゴサン・ウィレソン、朝鮮語: 천안 성거산 위례성)は忠清南道天安市東南区北面、慰礼山頂上にある山城である。1998年7月25日、大韓民国の忠清南道の記念物第148号に指定された。
この山城は海抜525.9mである慰礼山頂上に築き上げている縁山式山城で、周囲は950m程である。城壁は、土石混築工法の2重構造で成り立っている。
土と石を混合して築いた部分は、自然岩盤を平坦に均した後、1.5m幅に2列に石を平行に積み重ね、その上に土と砂利および瓦のかけらを混ぜて築いた。現在残っている城壁の高さは1.5m程である。石で築いた城壁は傾斜が急な40m区間にだけ残っているが、主として自然割石で築いてあって、現在、高さ4m程である。
この城は『三国遺事』の記録によって、百済の都邑地だった慰礼城と見なされることもあったが、都邑城だと見るよりは、国防のための山城と見られていて、築いた時期も三国時代後期と推定される。
参考資料
[編集]- 天安聖居山慰礼城 - 大韓民国文化財庁国家文化遺産ポータル ※この文書には文化財庁からコンゴンヌリCategory 1として配布した国家文化遺産ポータルの内容を基礎に作成された文が含まれています。