天使の詩 (米)
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天使の詩(てんしのうた)は、佐賀県農業試験研究センター[1]が育成した稲の品種[2][3]。「幻の米」、「幻のブランド米」と呼ばれる[4]。
高温耐性が弱く、温暖化による夏期の高温が続いて収穫品質が劣ったことから、後継品種のさがびよりにシェアを奪われていった。
西海201号を母に、関東165号を父に1993年に佐賀27号として誕生した[2][3]。
2003年には奨励品種として指定されたが[2]、2004年時点で生産者数4人、生産面積1.51ヘクタール、生産量は8トンを下回る[5]。2022年時点では佐賀県神埼市千代田町のみで生産されており、流通量は年間約200トンと希少性は高い[6]。
出典
[編集]- ^ “佐賀県農業試験研究センターの組織”. 佐賀県 農林水産部 農業試験研究センター (2022年1月1日). 2024年2月10日閲覧。
- ^ a b c “農産・米”. 佐賀県農業協同組合. 2023年6月15日閲覧。
- ^ a b “佐賀27号(天使の詩)”. 農研機構. イネ品種 データベース検索システム. 2023年6月15日閲覧。
- ^ “佐賀県の幻の米「天使の詩」で醸された「浜夢 純米大吟醸」がMakuakeにて5/30(木)まで先行販売を受付中!”. SAKETIME (2019年4月4日). 2023年6月15日閲覧。
- ^ “JA米現地ルポ JA佐賀市(佐賀県)”. 農業協同組合新聞. 米事業改革とJAグループ (2004年10月6日). 2023年6月15日閲覧。
- ^ “ご家庭用 令和4年産米 佐賀県産天使の詩 玄米 約5kg×3袋”. JAタウン. 2023年6月15日閲覧。
外部リンク
[編集]- 天使の詩 - 佐賀米マーケティング協議会