天使の詩 (ゲーム)
天使の詩 | |
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ジャンル | ロールプレイングゲーム |
開発元 |
日本テレネット (RiOT)[1] COLLECTION版 OGIX |
発売元 |
日本テレネット 配信・移植版 エディア |
主な製作者 |
西健一 金子彰史 |
1作目 |
天使の詩 (1991年10月25日) |
最新作 |
天使の詩COLLECTION (2024年9月12日) |
天使の詩(てんしのうた)は、日本テレネットが発売した、男女の恋愛をテーマにしたロールプレイングゲームのシリーズ、またはその1作目である。ケルト神話をモチーフにしている。
天使の詩
[編集]天使の詩(てんしのうた)は1991年10月25日にPCエンジンSUPER CD-ROM2用ソフトとして発売された。キャラクターデザインは冨士宏。
2016年6月21日より、プロジェクトEGGにて配信開始[2]。
主人公とヒロインの声優に井上和彦と江森浩子を起用しており、『蒼き流星SPTレイズナー』を思い出させる組み合わせとなっている。
あらすじ
[編集]遥かなる古の世界。その時代では魔法を使える人間と使えない人間が共に手を取り合って暮らしていた。しかしやがて魔法を使える人間の中に悪しき者たちが現れ、その力で世界を支配しようと争いを始めた。彼らは争いの中で互いに力を増長させていき、いつしか争いは人智を超えたものとなっていた。そして「悪魔」と化した彼らの中にサタンと名乗る強大な魔王が現れ、悪魔を統率し、世界を力と恐怖で支配しようとした。その時、どこからか現れた「英雄」がサタンを打ち負かし、悪魔たちは地の底に封印され、世界の危機は去った。しかし世界は長い戦いで荒れ果て、人々は英雄に連れられて天上界へと移り住んでいった。その一方で、地上を捨てられない人々は荒廃した世界に残ったのだった。それから長き年月が流れ、地上は残った人々とのその子孫によって再生を遂げていた。かつての戦いは伝説となり、地底界に去った「悪魔」に対し、天上界に移った人々は「神」と呼ばれるようになった。
ロスコモン村に住む青年ケアルとその恋人のクレアは結婚を控えており、洗礼を受けるためにコーク城へと発つ。しかしその道中、魔物カイムに襲われてクレアは連れ去られてしまった。ケアルはクレア救出のために旅立ち、ブゼン、ジト、エンヤと言った仲間の協力を得てクレアのいるバンゴアの塔を目指す。そしてとうとうバンゴアの塔にてカイムを倒し、クレアを救出する。しかしクレアは天上界の王女であり、その記憶を取り戻しつつあった。
彼女の使命は「地底界から地上界に侵攻する闇の勢力を討伐する」ことであり、ケアル一行の旅の目的はクレアの記憶を完全に取り戻す事、そしてその使命を果たす事へと変わる。ジトの死という悲劇に見舞われつつも、四つのハイクロスを解放したケアル一行はとうとう天上界へと到達し、クレアの母である女王マリアと対面する。マリアは改めてクレアの使命と、天上界も地底界も地上界を脅かしてはならないという摂理を告げる。一行は荒波のロッホランにある闇の神殿に向かい、地底界の魔王ルキフェルと対峙する。激しい戦いの末にルキフェルを打ち倒すも、その魂が逃亡を図り、クレアは躊躇いつつケアルに口付けを交わして地底界へと飛び込んでいった。クレアの自己犠牲によって地底界は封印され、世界は救われた。悲しみに暮れるケアルの前にマリアが現れ、クレアを地底界から救い出し、「青年よ悲しまないで。娘は地上での使命を終えて、天に帰る時が来たのだ」と告げて彼女を天上界へと連れて行く。悲痛な叫びを上げるケアルに対し、クレアはまるで彼のことなど忘れたかのように微笑み、母に連れられて天へと昇って行った。最愛の妻と引き裂かれたケアルはただ一人、悲壮な覚悟の表情で孤独の荒野へと踏み出していくのだった。
登場キャラクター
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- ケアル
- 声 - 井上和彦
- 第一作の主人公。ロスコモン村に住む青年。村長の孫娘・クレアとは恋人同士であり結婚を控えている。コーク城での洗礼を受けクレアと結ばれるため、クレアと共にロスコモン村を旅立つ。
- 途中、ニューグレンジ洞窟で洗礼に必要な「エウリカの花」を手に入れた二人は、そのままコーク城へ向かうが、コーク城まであと一歩というところで魔物カイムに襲われ、クレアを連れ去られてしまう。クレア救出のため、冒険の旅に出る。しかしその裏には、魔王ルキフェルの復活という世界滅亡のくわだてがあった。[3]
- クレアを探し旅を続ける中で、ブゼンやジト、エンヤといった仲間と出会い、また魔物たちと戦っていく内に剣士としての才能を開花させていく。
- 最後は闇の神殿でルキフェルを倒すが最愛のクレアを失う結果となり、一人地上界へと残されたケアルは、絶望しながらも闇の勢力と戦い続けていくこととなる。 しかし、その身体にはルキフェルを倒した時の断末魔による「ルキフェルの呪い」がかけられており、不老不死の身体となってしまっていた。
- 次作『天使の詩II 堕天使の選択』にも登場する。
- クレア
- 声 - 江森浩子
- 第一作のヒロイン。ロスコモン村の村長の孫娘。村の青年・ケアルとは恋仲で結婚を控えている。コーク城での洗礼を受けケアルと結ばれるため、ケアルと二人でロスコモン村を旅立つが、コーク城の手前で魔物カイムに襲われ連れ去られる。
- ロスコモン村の村長に育てられたが、実は血を引いておらず、20年近く前にロスコモン村の前に捨てられていた捨て子であった。その正体は、天上界を治める女王・マリアの娘であり、地上界を侵攻する地底界の闇の勢力を討伐する使命を帯びていた。
- バンゴアの塔でケアルたちに救われ再会を果たすが、この時クレアは自身の記憶を取り戻しつつあり、天上界で母と再会した際には完全にその記憶を蘇らせていた。
- 闇の神殿でルキフェルを倒した後、地底界へとその身を投じ、天上界の王家の使命であるルキフェルの封印を果たす。その直後、マリアによって地底界から救われるとそのまま天上界へと去ってしまった。
- ブゼン
- 声 - 宮内幸平
- 魔術師の村メイヨで魔術師たちを束ねている高名な魔法使い。以前はコーク城でハイド王の側近を務めていたことがある。
- 各地で魔物たちが引き起こす問題を解決するための旅をしており、村へ戻ることは滅多にない。
- ケアルの旅の目的を聞いたブゼンは、ハイド王からの紹介ということもあり同行を承諾。まずは、ケアルと共に海神マナナーンの力を取り戻し、海の秩序を回復させることに成功する。
- 海の秩序を回復させた後、ケアルがクレアを取り戻すために闇の勢力と戦っていく決意を改めて聞いたブゼンは、この戦いに最後まで付き合ってくれる。
- 性格は非常に偏屈で、口も悪い。この性格がトラブルの原因となることがあり、チェピオト城では国王に事情があるとはいえ、国王の態度や言動に悪態をついてしまいパーティー全員が牢に入れられることとなる。ただし話す内容には筋道が通っており、物事の道理と真実を見極める力を持つ心優しい人物である。
- ジト
- 声 - 田中秀幸
- 名うての剣士。超一流の剣の腕前はエリンやブリタンニアをはじめ広く知られ、港町トラリーやペンブローク港などの住民からもジトの名を聞く機会が多い。また、ブゼンもジトの剣の腕前には一目を置いている。
- 妻・サラがクレアと同じく魔物に連れ去られており、ケアルと同じように妻を探す旅を続けているが、何の手がかりもなく途方に暮れてしまい、港町トラリーの酒場で毎夜酒を煽る日々を送っていた。
- 自分と同じ境遇ながらも、諦めずにクレアを探すケアルに触発されたのか、海の秩序が回復した後に港町トラリーを訪れると、重要な情報と共に仲間に加わり、一緒にブリタンニアへと渡ってくれる。
- ブリタンニアのバンゴアの塔で最愛の妻・サラと再会したジトは、目的を果たしたとしてそのままパーティーから外れてしまうが、グラストンベリの丘でのプルトー戦の最中にケアルたちの窮地を助ける形で再登場。そのまま仲間に加わる。
- その後もケアルたちと旅を続けるが、オーキルの洞窟で「天河の滴」を守るアモスディと戦った際、ケアルを庇い瀕死の重傷を負ってしまう。助からないと悟ったジトは、そのままアモスディに特攻し、差し違える形で最期を迎えた。
- ジトの最強武器「クラウ・ソラス」はコーク城で早い段階で手に入る。『天使の詩II 堕天使の選択』では、ジトの血を引く少年・アレフが登場し、オーキルの洞窟に遺されたクラウ・ソラスを引き継ぐという流れとなっている。
- エンヤ
- 声 - 萩森侚子
- ブリタンニアにあるペンザンス村からやってきた女の子。ペンザンス村は古代ケルト人の生活がそのまま残された村で、村人には世界の数々の伝承や知識、魔法の力が引き継がれており、エンヤにはケルト人の秘められた力が伝わっている。
- モントゴメリー城でバンゴアの塔の魔物を一緒に退治してくれる勇敢な戦士を募っているが、誰も力を貸してくれず途方に暮れていたところ、ケアル一行と出会いそのまま仲間に加わった。
- 古代ケルト人に受け継がれている伝承により、妖精のこと、ケルトの神様のこと、クレアが天上界の王女であること、甦ったルキフェルが魔物を率いて地底界から侵攻してくることを既に知っており、クレアをペンザンス村の村長に引き合わせ、古代ケルト人の伝承を伝えることでクレアの使命を明確にし、ケアルたち一行に天上界へと進む道を示した。
- 普段は明るい、年相応の女の子といった感じで、誰とでも打ち解けることができる明るい性格である。一人称は「ボク」でボク少女である。
- 次作『天使の詩II 堕天使の選択』にも登場する。
- マリア
- 声 - 高島雅羅
- 天上界を治める女王。クレアの実母である。
- ブリタンニアにあるハイクロスを解放し、天上界を訪れたケアルたちを迎え入れたマリアは、娘・クレアと邂逅を果たす。
- クレアには、「地上界は人間たちのもの。天上界の民も地底界の民も、決してその生活を脅かしてはならない」と告げ、「ルキフェルを封印できるのは、天上界の王家の血を引くクレアでないとできないこと」という使命を改めて伝えた。
- そして、遥か昔にクレアの父がルキフェルを封印し、争いを鎮めるために用いたと言われる「天使の涙」を授け、一行を荒波のロッホランへと送り出した。
- クレアが地底界でルキフェルを封印した後に現れ、娘を地底界から救出すると共にケアルに対して「青年よ悲しまないで。娘は地上での使命を終えて、天に帰る時が来たのだ」と告げ、クレアを連れて天上界へと帰っていった。
- ルキフェル
- 本作のラストボス。地底界に封印されたサタン一族の王。
- 地上界侵攻を企て、配下を地上界へと送り込んでいる。天上界に連なる者を手当たり次第拉致させており、クレアもその一人として攫われたことがケアルの旅の発端となった。
- 地上界・天上界の民を「卑小で脆弱で愚か」と見下し、再び恐怖と絶望で世界を支配しようと目論んでいるが、クレアには「魔王サタンと同じ孤独の道を歩むこと」しか知らないと哀れまれた。ケアル一行に敗北後は再び蘇ることを告げて肉体から魂を分離させるが、クレアの捨て身の行動によって地底界へと追い返され、入り口も閉じられたことで地底界ごと再び封印された。
- 次々作『天使の詩 白き翼の祈り』にも登場する。
天使の詩 番外編
[編集]ゲームクリア後にⅡボタンを62回以上押し、Ⅰボタンを押すと始まるボイスドラマ。「もしも平和な世界だったら」という設定で繰り広げられるが、鬼嫁と化したクレアにケアルが尻に敷かれたり、平和によって剣士の道が閉ざされて酒に溺れるジトなど、本編をセルフパロディ化したコメディ調の内容となっている。
天使の詩II 堕天使の選択
[編集]天使の詩II 堕天使の選択(てんしのうた2 だてんしのせんたく)は1993年3月26日にPCエンジンSUPER CD-ROM2用ソフトとして発売された。キャラクターデザインは結城信輝。ディレクター・シナリオは金子彰史。
2016年12月13日より、プロジェクトEGGにて配信開始[4]。
前作の約100年後が舞台。2作目までの主要スタッフ(金子など)は本作発売日前に退社している。
主要キャラの声優キャスティングに関して、『超獣機神ダンクーガ』を意識したものだという出所不明の噂があったが、金子によると完全なデマ[5]であるとのこと。
あらすじ (天使の詩II)
[編集]魔王ルキフェルの地上侵攻を食い止めてから100年。世界は相変わらず魔物の脅威に晒されていたが、「ダーク教団」という宗教団体が魔物討伐を行っては人々に感謝されていた。大陸中央の島にある街アーウィンに住む青年フェイトは、街の近くにある封獄の塔という古い建物が魔物の巣窟になっているため、相棒のシオンと共に退治に向かう。封獄の塔の門は固く閉ざされていたが、突如として地震が起こり、門は崩れ去った。まるでフェイト達を招き入れるかのように。塔を登り、魔物を倒したフェイトとシオンは倒れている一人の少女を発見する。彼女はリアーナという名前と、持っていた首飾りが「天使の涙」ということ以外の記憶を失っていた。ひとまず街にリアーナを連れ帰ったフェイトは、彼女の記憶を探す旅に出る事を決意する。しかしその夜、魔物の群れがアーウィンを襲撃し、養父の導きによってフェイト、シオン、リアーナは街を脱出する形で旅立つ羽目になる。
登場キャラクター (天使の詩II)
[編集]主人公とパーティーを組む8人のキャラクターが登場する。仲間とは状況に応じて会話をすることも可能であり、問題解決のヒントとなる場合もある。[6]
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- フェイト
- 声 - 矢尾一樹
- 主人公。幼少期に母に連れられてアーウィンの街に来たが、母の死後はパン屋の夫婦に育てられた。女好きの軽い性格で正義感が特別強い訳でもないが、街の自衛を兼ねた魔物狩りを生業とする。しかし定職には就いていない。封獄の塔でリアーナと出会ったことにより、彼女の記憶を探す旅に出る。21歳。
- リアーナ
- 声 - 山本百合子
- ヒロイン。封獄の塔でフェイトと出会った記憶喪失の少女。特別な修行を積んだ様子も無いが魔法が使える。「天使の涙」という首飾りを持つ。10代後半。
- シオン
- 声 - 中原茂
- フェイトの幼馴染で魔物狩りの相棒。フェイトとは対照的に真面目な性格でダーク教を信仰する敬虔な青年だが、信仰心が強過ぎて融通が利かない面がある。22歳。
- アーウィンの魔物襲撃によってフェイト、リアーナと共に旅立つも、直後に魔物襲撃がダーク教団の手引きだという情報が入ったことで教団の潔白を証明するべくフェイトの元を去ってしまう。
- ジーア
- 声 - 藤田淑子
- 精霊信仰を持つ砂漠の少数民族の出身。男性口調で口数も少ない。魔術と舞踏術という格闘技を使いこなす。27歳。
- ランゾー
- 声 - 若本規夫
- 手癖が悪く大言癖の盗賊。お調子者だが冷静な判断力を持つ。鍵開け技術と短剣さばきは名人級。34歳。
- ケアル
- 声 - 井上和彦
- 前作の主人公。ルキフェルの呪いで不老不死となり、クレアのいる天上界に上がることも適わぬまま長い年月を孤独に戦い続けている。そのような経緯からか、長い黒髪の屈強な男性という前作とはまるで別人のような容姿となっている。ルキフェルの細胞を全て破壊すれば呪いが解けるとされており、そのために行動している。本作において最終的に魂は天に昇り、クレアに迎え入れられる形でようやく結ばれた。
- ラミアム
- 声 - 塩沢兼人
- メロウズ
- 声 - 飯塚昭三
- マリウス
- 声 - 森功至
- アレフ
- 声 - 伊倉一寿
- 身の丈ほどの長剣を軽々と使いこなす少年。ガキ大将的な性格。実はジトの子孫である。15歳。
- アルマ
- 声 - 伊倉一寿
- デューイ
- 声 - 梁田清之
- ラファエル
- 声 - 梁田清之
- ティアラ
- 声 - 萩森侚子
- エンヤ
- 声 - 萩森侚子
- 前作より引き続き登場。老婆となっているが、100年を経ても存命である。
- クレア
- 前作のヒロイン。ルキフェル打倒後、母・マリアに連れられてケアルを置き去りに天上界に帰った。今作ではケアルの魂が天に昇るシーンでのみ登場。前作と異なり、赤髪になっている。CD-ROM²および旧システムカードで起動した場合の警告画面ではデフォルメされた「クレッピ〜」として登場する。
ダークレフト
[編集]上記の「クレッピ~」が登場する警告画面で↑↑↓↓Ⅰ+Ⅱ同時押しを入力すると始まるシューティングゲーム。本編とは無関係のSFの世界観であり、完全に別作品となっている。『天使の詩COLLECTION』にも収録されている。
天使の詩 白き翼の祈り
[編集]天使の詩 白き翼の祈り(てんしのうた しろきつばさのいのり)は1994年7月29日にスーパーファミコン用ソフトとして発売された。時系列は前作の未来であり、シリーズの完結編。前々作の出来事は「天使の詩」、前作の出来事は「堕天使の選択」という伝説として語り継がれている。ハードの制約の為前2作と異なりキャラクターボイスは実装されなかった。キャラクターデザインも再び一新されている。
2018年12月19日より、プロジェクトEGGにて配信開始[7]。
臭すぎる台詞のやりとりや、言語によるモンスターとの交渉でもらいレアアイテムの取り引きができる特殊通貨「黒のコイン」や、チェックポイントまで行けば余計な経験値稼ぎをさせない自動レベルアップと駆け引き重視の戦闘が特徴。
『天使の詩COLLECTION』には収録されていないが、移植版の開発が公言されている[8]。
あらすじ (白き翼の祈り)
[編集]ある日、主人公レイアードは川で動物達と遊ぶクラーナを見て一目惚れ。二人は話をして行く内に親交を深めていくが、それから数日後に一座は別の町に旅立った。この地に留まるよう打ち明けられなかった失意にうちひしがれている時、レイアードは夢で悪魔ベリアルに瞬殺される夢を見る。それがなんなのか解らない内に外に出るとアルフから次の興行先の町で領主の息子とクラーナが結婚式を挙げる事を聞き、二人にレイアを加え3人はそこで反攻レジスタンスに出会い結婚式に乱入。クラーナを取り返す事に成功した二人は駆け落ちの旅に出る。
登場キャラクター (白き翼の祈り)
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- レイアード・ラウアー
- 主人公の少年。愛称レイ。ファーレルの街の鍛冶屋・マクロードの息子。クラーナと恋に落ち、彼女を守るために剣士の道を志す。
- クラーナ・レイティス
- ヒロイン。行方不明の両親を探しに旅芸人一座に同行する。歌声が座長の関心をひき、一座の歌姫となる。赤子のころから15歳までユースの街の教会のシスターに養育された。
- レオン・フェルエス
- 旅の剣士。約20年前・6歳の時、魔族の地上侵攻により、両親と妹を失う。旅の剣士フェルエスに救出され、その養子となり剣士の道を歩む。レジスタンスのリーダー・グレイとは親友である。
- ソフィア・メムル
- 女僧侶。レオンの幼なじみで片想いをしており、彼から告白してくれる事をいつまでも待っている。
- レヴィ・ルーン
- 魔法使い。師匠を悪魔サルガタナスに殺されている。その復讐を果たすためレイアードたちに同行する。血の気が多く喧嘩早い上、非常に口が悪い。サキという幼なじみがいる。
- アルフレッド
- 愛称アルフ。レイアードの幼なじみ。クラーナの救出に加勢し、ミリアとともにベルンの街まで同行する。妹がいる。
- ミリア
- レイアードの幼なじみ。クラーナが現れるまではレイとは友達以上の関係であった。占いなどを好み、魔法を多少あつかえる。
- ギルガ
- ミーアンの街に住む老戦士。かつてはベアド伯の軍に所属しその戦闘の腕をみがいた。街の防衛や娘のファルの治療が縁でレイアードたちと友好的となる。
- キース
- ローフの街に住む考古学者。家には蔵書があるものの、行動的な性格で探索の旅に出ることもしばしば。レイアードたちに好奇心を高められ同行する。
- マクロード
- レイアードの父。ファーレルの街で鍛冶屋を営む。ベテランの職人でその技量が街の内外で高く評価されている。
- フェレル
- 旅の吟遊詩人。レイアードたちの前にたびたび現れ、神話や伝承を語り聞かす。
- シスター・レイティス
- ユースの街の教会のシスター。孤児の養育などの奉仕活動を行っている。クラーナたち孤児は、「お母さん」と呼び敬慕している。
- サキ
- サリーヌの街のカルナ神殿を守る巫女。レヴィの幼なじみ。子どもの頃に言った大人になったら嫁にするという口約束を15年間信じ続けてきた。
- ランネル
- ベルン領主ベアド伯の息子。富や軍隊をかさに傍若無人にふるまう。クラーナを奪われた憎しみを魔導師ルカーズに利用され悪魔ベリアルに変身する。
- ラファエル
- 天上界を守護する聖天使。地上人の愚かな争いに愛想が尽きており、神と天上界の持つ力を全て使い地上生物と悪魔を滅ぼしたいと考えている。
天使の詩COLLECTION
[編集]天使の詩COLLECTION(てんしのうた コレクション)は2024年9月12日にエディアより発売されたNintendo Switch用ソフト。『天使の詩』と『天使の詩II』を移植したオムニバス作品である[9][10]。ジャンル名は「リリカルRPG」[11]。
日本テレネット製ゲームソフトの知的財産権を取得したエディアによる「日本テレネット復刻プロジェクト」の一環で、『夢幻戦士ヴァリスCOLLECTION』『コズミック・ファンタジーCOLLECTION』『テレネット シューティング コレクション』に続いて開発された。2024年4月25日から5月26日までの期間にMakuakeでクラウドファンディングが実施され、300万円の目標額に対して1197万9600円の資金が集まった。ストレッチゴール達成により、『堕天使の選択』の隠しゲーム『ダークレフト』の収録と、3作目『白き翼の祈り』の移植開発も決定している[8]。
関連項目
[編集]- 西健一(1作目の企画を担当)
- 金子彰史(1作目の企画補佐、2作目のシナリオ・ディレクションを担当)
- なるけみちこ(1,2作目の音楽を担当)
- 吉岡たかを(日本テレネット時代、このシリーズの宣伝担当をしていた)
- ライオット
- メディア・ビジョン
- Windows版
- 天使の詩COLLECTION
脚注
[編集]- ^ “[インタビュー]日本テレネットとは何だったのか。「テレネット シューティング コレクション」を記念し,3スタジオ+αの元スタッフが当時を語る”. 4gamer.net (2023年6月14日). 2024年9月9日閲覧。
- ^ “『天使の詩(PCエンジン版)』プロジェクトEGGにて配信開始”. D4エンタープライズ (2016年6月21日). 2018年12月25日閲覧。
- ^ 増刊ファミコン通信攻略スペシャル. 株式会社アスキー. (1993年5月21日). p. 126
- ^ “『天使の詩II 堕天使の選択(PCエンジン版)』プロジェクトEGGにて配信開始”. D4エンタープライズ (2016年12月13日). 2018年12月25日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/akanekotwitte10/status/1640363091493023744”. Twitter. 2023年3月27日閲覧。
- ^ 週刊ファミコン通信 No.213. 株式会社アスキー. (1993年1月8日15日). p. 154,155,
- ^ “『天使の詩 ~白き翼の祈り~(コンシューマー版)』プロジェクトEGGにて配信開始”. D4エンタープライズ (2018年12月19日). 2018年12月25日閲覧。
- ^ a b “PCエンジン名作RPG「天使の詩」がSwitch版として33年ぶり待望の復刻!”. Makuake. 2024年9月9日閲覧。
- ^ “『天使の詩COLLECTION』が本日(9/12)発売。PCエンジンの名作RPG『天使の詩』と『天使の詩II 堕天使の選択』を収録”. ファミ通.com. KADOKAWA (2024年9月12日). 2024年9月13日閲覧。
- ^ maru (2024年9月12日). “PCエンジンの名作2本をセットにした「天使の詩COLLECTION」Switch向けに本日発売。サウンドトラックCDなどが付属する特装版も登場”. 4Gamer.net. Aetas. 2024年9月13日閲覧。
- ^ 天使の詩COLLECTION公式サイト