大順平定
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大順平定(たいじゅんへいてい)は明代に段鋹が自立し建てた説のある私年号。
李崇智は史書、研究書を考証した結果、「大順」「平定」を分けて解釈する資料を多く引用し、「大順平定」を一元号とみなす考えを否定している。史料によって、「大順」を国号とするもの、「大順」「平定」ともに元号とするものの双方がある。また年代については、鍾淵映『歴代建元考』に「正徳□年」とあるのを引用するのみで、断定していない。
西暦・干支・他元号との対照表
[編集]大順平定 | 元年 |
西暦 | 1520年 |
干支 | 庚辰 |
明 | 正徳15年 |
出典
[編集]- 李兆洛『紀元編』(「平定」の注に、一説として「大順平定」を挙げている)
参考文献
[編集]- 李崇智 『中国歴代年号考』(北京:中華書局,2001年1月) ISBN 7101025129 216ページ。