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大野 横刀(おおの の たち、生没年不詳)は、奈良時代の貴族。姓は朝臣。官位は従五位上・鎮守判官。
聖武朝の天平19年(747年)正六位下から二階昇進して従五位下に叙爵。
天平21年(749年)に陸奥国小田郡で黄金が発見され、2月に朝廷に貢進される[1]。同年4月にこれを瑞祥として天平から天平感宝に改元された[2]。また閏5月には陸奥国司及び黄金発見に関わった者に対する叙位が行われ、陸奥国介であった佐伯全成とともに、鎮守判官であった横刀は従五位上に昇叙されている。
『続日本紀』による
- ^ 『続日本紀』天平21年2月22日条
- ^ 『続日本紀』天平感宝元年4月14日条