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大石道夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大石 道夫(おおいし みちお、1935年8月11日 - )は日本の分子生物学者理学博士東京大学名誉教授かずさDNA研究所理事長。古生物学者の父親大石三郎(おおいし さぶろう、北海道大学教授)に倣いシーラカンスなど化石を収集(大石コレクション)する。

経歴

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歴任

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  • 日本分子生物学会 会長
  • 学術専門誌DNAResearch[1](英文誌)編集長
  • 日本バイオインダストリー協会 (JBA) 会長
  • バイオサイエンスデータベースセンター (NBDC) センター長
  • 日本バイオ産業人会議 (JABEX) 世話人
  • バイオテクノロジー (BT) 戦略会議メンバー
  • 総合科学技術会議専門委員
  • 国際ヒトゲノム連合委員
  • アフリカ農業技術財団 (AATF) [2]理事 他

研究業績

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  • 微生物における初めてのDNA組み替えに関するタンパク質(recBCD酵素)の発見。PMID 4916924, 4339852, 4574113, 4280072, 1089204
  • リボゾームRNA遺伝子に関する分子生物学的研究。PMID 4955654, 4982359, 4992674, 4995655, 5003312
  • DNA複製に関する分子生物学的研究。PMID 14243385, 4968634, 4973488, 4875804
  • 大腸菌における遺伝的転換 (transformation) の発見。PMID 4630612, 4594528
  • バクテリアウイルス(ファージ)を誘発する細胞内因子の発見。PMID 77015, 358188, 7017707

これら分子生物学、バイオテクノロジーに関する研究業績をProc.Natl.Acad.Sci.USA(P.N.A.S.USA, 米国科学アカデミー紀要)(20報)、Nature(4報)、Cell(1報)など約200報発表。

大石コレクション

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大石道夫が収集したシーラカンス化石、古代ワニの全身化石、古代サメのラセン型歯(ヘリコプリオン)化石など古生代、中生代の約200種の水棲生物、昆虫、植物など化石のコレクション。

城西大学水田記念博物館 大石化石ギャラリー[1]に展示され、地理的、進化的に見た体系的な収集と保存状態の良さで知られる。展示されているシーラカンス化石の一つは2016年に新種のシーラカンスとして報告され、大石道夫に因んでWhiteia oishii と命名された[2]

大石化石ギャラリーは、TBSマツコの知らない世界』で「日本の大学博物館展示 第1位」に選ばれた[3]

著書

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脚注

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注釈

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  1. ^ 大石化石ギャラリー。城西大学3号館(東京都千代田区平河町2-3-20)。入場無料。
  2. ^ 新種のシーラカンスは Y.Yabumoto and P.M.Brito: Paleontological Research 20(3) 233-246 (2016) に記載、報告されている。
  3. ^ 「マツコの知らない大学博物館の世界」2017年11月7日放送

出典

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外部リンク

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