大矢正成
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 愛知県一宮市 |
生年月日 | 1959年4月15日(65歳) |
身長 体重 |
170 cm 85 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 捕手 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
選手歴 | |
監督・コーチ歴 | |
この表について
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大矢 正成(おおや まさなり、1959年4月15日 - )は、愛知県一宮市出身[1]の元社会人野球選手、野球指導者、野球解説者。元JR東海硬式野球部監督。
来歴
[編集]東邦高等学校では3年次に第59回全国高等学校野球選手権大会に出場、1年生投手・坂本佳一とのバッテリーで準優勝を経験した。 法政大学では同期に川端順、池田親興投手がいたが捕手は1学年下に木戸克彦がいて控えであった。 その後は国鉄名古屋・JR東海で選手、監督を務めた。
また、2013年からはNHKの高校野球中継の解説者としても活動を行い、高校野球ファンに親しまれてきた[1][2][3]。NHKの内規では、高校野球の解説者は63歳の誕生日を迎える前の大会までとなっているため2022年4月に63歳を迎えた大矢は同年3月の第94回選抜高等学校野球大会が最後となるはずであったが、1大会だけ延長を要請されたため第104回全国高等学校野球選手権大会にも解説者として臨んだ[4]。同大会決勝戦の仙台育英対下関国際戦を最後に、NHKの甲子園中継解説者を退任した[2][5]。また、2020年から選抜高等学校野球大会の選考委員も務めている。
解説を担当した主な試合
[編集]第93回選抜高等学校野球大会
[編集]2021年3月24日(大会第5日 第3試合)一回戦 常総学院対敦賀気比[6]。選抜史上初の延長タイブレークの試合となった[7]。この試合で、常総学院の島田直也は監督就任後、初の勝利を手にした。また「木内マジック」の異名をとる采配で知られた木内幸男常総学院元監督が、2020年の11月に亡くなったこともあり[8]、試合中大矢は、木内元監督のかつての采配について言及していた。
第101回全国高等学校野球選手権大会
[編集]2019年8月22日(大会第14日 第1試合)決勝 履正社対星稜[9]、大阪の履正社高校が春夏通じて初の優勝を勝ち取った[10]。
第100回全国高等学校野球選手権大会
[編集]2018年8月12日(大会第8日 第3試合)二回戦 星稜対済美[11]。タイブレークで迎えた延長13回裏、済美高校一番・矢野の逆転満塁本塁打で、11-13xと済美高校がサヨナラ勝ちした[12]。
第104回全国高等学校野球選手権大会
[編集]2022年8月22日(大会第14日)決勝 仙台育英対下関国際[13]。宮城の仙台育英が春夏通じて初の優勝を勝ち取った。同時に東北勢としても宮城県勢としても、春夏通じた初の優勝となり、1915年夏の第1回大会から108年目にして、ついに深紅の大優勝旗が白河の関を越えることとなった[14]。
脚注
[編集]- ^ a b “愛知県高校野球界のレジェンド・名将と甲子園準V選手が語る。あの日、あの時の高校野球 | KATCH キャッチネットワーク”. www.katch.co.jp. 2021年5月31日閲覧。
- ^ a b “【甲子園】「カードゲーム事件」紹介の人気解説者退任 大矢正成氏「夢のような時間でした」”. スポニチアネックス. (2022年8月22日). オリジナルの2022年8月22日時点におけるアーカイブ。
- ^ “名東区誕生と甲子園準優勝の夏 | 学校法人 東邦学園”. 学校法人 東邦学園 | (2019年11月22日). 2021年5月31日閲覧。
- ^ “さらば“高校野球界の増田明美” 。今夏、甲子園を去った名解説者”. 集英社. (2022年9月1日) 2022年9月1日閲覧。
- ^ 【甲子園】大矢正成氏、NHKでラスト解説「野球で鍛えた強い心で乗り越えて」球児へメッセージ
- ^ “組み合わせ表|第93回選抜高等学校野球大会|公益財団法人日本高等学校野球連盟”. www.jhbf.or.jp. 2021年5月31日閲覧。
- ^ “第93回選抜高校野球 常総学院、執念の勝利 延長十三回、攻め貫く /茨城”. 毎日新聞. 2021年5月31日閲覧。
- ^ “「島田か、仁志か」常総学院“新監督人事”の裏側と期待する“木内マジック”の再来”. Full-Count(フルカウント) ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2021年3月24日). 2022年1月15日閲覧。
- ^ “組み合わせ表|第101回全国高等学校野球選手権大会|公益財団法人日本高等学校野球連盟”. www.jhbf.or.jp. 2021年5月31日閲覧。
- ^ “履正社が星稜破り初優勝/甲子園決勝詳細 - 高校野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2021年5月31日閲覧。
- ^ “組み合わせ表|第100回全国高等学校野球選手権記念大会|公益財団法人日本高等学校野球連盟”. www.jhbf.or.jp. 2021年5月31日閲覧。
- ^ “済美、史上初の逆転サヨナラ満塁弾 延長13回星稜下す:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2021年5月31日閲覧。
- ^ “組み合わせ表|第104回全国高等学校野球選手権大会|公益財団法人日本高等学校野球連盟”. www.jhbf.or.jp. 2022年8月22日閲覧。
- ^ “【甲子園】仙台育英が東北勢悲願の初V 第1回大会から108年目 大優勝旗ついに白河越え”. 日刊スポーツ. (2022年8月22日). オリジナルの2022年8月22日時点におけるアーカイブ。