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大横田勉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大横田 勉
選手情報
フルネーム おおよこた つとむ
国籍 日本の旗 日本
泳法 自由形
所属 日本水泳連盟[1]自衛隊[2][3]
生年月日 1913年大正2年)4月20日
生誕地 広島県
没年月日 1994年平成6年)10月9日[4](81歳没)
獲得メダル
日本の旗 日本
競泳男子
1932 男子 400m自由形
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大横田 勉(おおよこた つとむ、1913年大正2年)4月20日 - 1994年平成6年)10月9日[4])は、日本水泳選手1932年ロサンゼルスオリンピック400メートル自由形で銅メダルを獲得。明治大学出身。

生涯

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広島県出身。旧制修道中等学校(現:修道中学校・高等学校)で主将として活躍する。明治大学在学中の1932年(昭和7年)、200m自由形で2分14秒6、400m自由形で4分50秒4の日本新記録を出した。同年ロサンゼルスオリンピックで圧勝した日本水泳チームに選ばれ胃腸炎に罹ったものの[5]男子400m自由形で銅メダルを獲得した[5][6]

修道中学校では2期上に河石達吾、1期下に河津憲太郎がおり、同オリンピック競泳で揃ってメダルを獲得した。

明治大学卒業後は就職したが、陸軍に入り、砲兵大尉として終戦を迎える[3][7]

1950年(昭和25年)12月19日付で総理府より辞令を受け、陸上自衛隊の前身である警察予備隊に警察士長として入隊[8]。その後、第3特科連隊第3大隊長、同副連隊長、防衛大学校教官、岡山地方連絡部長[2][3]、中部方面厚生課長[5]を歴任。

1964年(昭和39年)の東京オリンピックに際しては、オリンピック支援集団司令部競技支援部長としてオリンピックの運営に携わった[3][9]

1966年(昭和41年)4月20日、1等陸佐で定年により退官した[10]

自衛隊退官後は「会賓」として日本水泳連盟に所属した[11][1]

1985年(昭和60年)11月3日には「防衛」の功績により[12]勲四等瑞宝章を受章した[11]

1994年平成6年)10月9日に死去した。享年81[4]

関連作品

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関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 日本水泳連盟 1994, p. 448.
  2. ^ a b 『自衛隊年鑑 1962年』「VIII 人事篇」「大横田勉」p1053 - 国立国会図書館デジタルコレクション、2023年4月20日、国会図書館デジタルコレクション デジタル化資料個人送信サービスにて閲覧。
  3. ^ a b c d 『毎日新聞』1964年昭和39年)7月1日東京夕刊9頁「東京五輪大会あと百一日の顔」「自衛隊東京オリンピック支援集団司令部 競技支援部長 大横田勉」
  4. ^ a b c 日本水泳連盟 2004, p. 478.
  5. ^ a b c 『厚生実務参考』(24) 「厚生畑に足を踏み入れて」「強い根を育くむために 中部方面 厚生課長 1佐 大横田勉 P12 - 13 - 国立国会図書館デジタルコレクション、2023年4月20日、国会図書館デジタルコレクション デジタル化資料個人送信サービスにて閲覧。
  6. ^ 河石達吾・大横田勉・河津憲太郎 1932年ロサンゼルス”. 中国新聞社 (2008年4月3日). 2020年10月7日閲覧。[リンク切れ]
  7. ^ 『終戦時帝国陸軍全現役将校職務名鑑』「野砲兵第5連隊」「南方軍 5-2-1」P1030 - 国立国会図書館デジタルコレクション 2024年1月19日、国会図書館デジタルコレクション デジタル化資料個人送信サービスにて閲覧
  8. ^ 『官報』本紙 1951年(昭和26年)8月2日 第7369号 - 国立国会図書館デジタルコレクション、2023年4月20日閲覧。
  9. ^ 『オリンピック東京大会協力の記録』「第2節 防衛庁の協力準備の概況」「第1節 陸上自衛隊」「2 東京オリンピック支援集団」「(4) 編成等及び廃止」「東京オリンピック支援集団司令部職位組織図」P38 - 国立国会図書館デジタルコレクション、2023年4月20日、 国会図書館デジタルコレクション デジタル化資料個人送信サービスにて閲覧。
  10. ^ 『防衛庁公報』(279) 1966年4月22日「昭和41年4月20日付」 P94 - 国立国会図書館デジタルコレクション、2023年4月20日、 国会図書館デジタルコレクション デジタル化資料個人送信サービスにて閲覧。
  11. ^ a b 日本水泳連盟 1994, p. 420.
  12. ^ 朝日新聞 1985年(昭和60年)11月3日 20面「喜びの人たち」「勲四等瑞宝章

参考文献

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  • 日本水泳連盟『創立70周年記念誌 財団法人日本水泳連盟』日本水泳連盟、1994年11月19日、450頁。 
  • 日本水泳連盟『創立80周年記念誌 財団法人日本水泳連盟』日本水泳連盟、2004年11月、495頁。 

外部リンク

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