ダイニック
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(大平製紙から転送)
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒105-0004 東京都港区新橋六丁目17番19号 (新御成門ビル) |
本店所在地 |
〒615-0812 京都府京都市右京区西京極大門町26番地 (ニックレジデンス京都 1階) |
設立 | 1919年8月18日 |
業種 | 繊維製品 |
法人番号 | 1130001001198 |
事業内容 | 各種クロス、各種印刷・印字用素材、各種ファンシー商品、各種壁装材・床材、各種フィルター、産業用ターポリン、衣料用芯地、食品容器用アルミ箔・フィルムなどの製造・加工および販売 |
代表者 | 大石義夫(代表取締役社長) |
資本金 |
57億9565万円 (2016年3月31日現在) |
売上高 |
単体278億円、連結411億円 (2016年3月期) |
純資産 |
単体166億円、連結175億円 (2016年3月31日現在) |
総資産 |
単体459億円、連結521億円 (2016年3月31日現在) |
従業員数 |
単体599名、連結1,402名 (2016年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
外部リンク | https://www.dynic.co.jp/ |
ダイニック株式会社は、各種クロス類・コンピュータリボン・床材・衣料芯地・不織布・ビニルクロスの製造・販売を手がける企業。本社は京都府京都市右京区と東京都港区に置く。
概要
[編集]書籍装幀用クロス(ブック・バインディング・クロス)のトップメーカーとして知られる。不織布やビニル製品にも進出し、最近では情報関連や車輛関連にも注力、コンピュータリボンやインクリボン、自動車の内装材、空調フィルターなどの分野でも伸びている。ユニークなところでは、携帯電話や音楽プレーヤーなどに使用される有機EL装置内になくてはならない除湿シートなどの新分野も生まれている。
子会社14社、関連会社3社とともにグループを構成する。
沿革
[編集]- 1919年(大正8年)- 京都市西陣にて日本クロス工業として創立する。ブック・バインディング・クロスの生産を開始する。
- 1928年(昭和3年)- 天神川工場(京都府葛野郡京極村字川勝寺小字宮ノ東1)を建設する。
- 1929年(昭和4年)- 天神川工場を拡大、本社工場として、西陣から全面移転する。
- 1932年(昭和7年)- タイプライターリボンの生産を開始する。
- 1948年(昭和23年)- 東京出張所を開設。
- 1949年(昭和24年)- ビニル製品の生産を開始する。
- 1951年(昭和26年)- 株式を上場。
- 1952年(昭和27年)- 東京工場を建設する。
- 1956年(昭和31年)- 狭山工場を建設する(1996年に埼玉工場に統合)。不織布事業に進出。
- 1957年(昭和32年)- 不織布の生産を開始する(国産初)。
- 1964年(昭和39年)- 深谷工場を建設する。
- 1966年(昭和41年)- 織物接着芯地の生産を開始する(国産初)。
- 1967年(昭和42年)- 台湾科楽史工業股份有限公司を設立。
- 1968年(昭和43年)- 「レクトラシール」の技術契約を締結。
- 1970年(昭和45年)- 真岡工場竣工。
- 1973年(昭和12年)
- 「ニックセブン」を開発。
- NC STAFLEX CO.,PTE.,LTD(シンガポール)を設立。
- 1974年(昭和49年)- ダイニック株式会社に商号変更。
- 1978年(昭和53年)5月 - 京都工場の、滋賀工場への全面移転が完了[1][注釈 1]。
- 1982年(昭和57年)- 京都および東京の2本社制を採る。
- 1996年(平成8年)- 深谷工場を拡大。東京工場を集約移転して、埼玉工場とする。
- 2003年(平成15年)- 大平製紙[注釈 2]を吸収合併する。
- 2011年(平成23年)
- 東京本社・埼玉工場において「FSC/CoC認証」を取得。
- 東京本社およびグループ2社が新橋新御成門ビルに移転。
- 2016年(平成28年)- 王子工場、食品用のアルミ箔蓋材と塗工紙の製造において「FSSC 22000認証」を取得。
- 2019年(令和元)- 創立100周年を迎える
- 2020年(令和2年)-「ダイニック100年史」を刊行する。
- 2021年(令和3年)- 京都本社事務所を1階に開設した「ニックレジデンス京都」が完成。
グループ
[編集]- 国内
- ダイニック・ジュノ株式会社
- 大和紙工株式会社
- ニックフレート株式会社
- ダイニックファクトリーサービス株式会社
- オフィス・メディア株式会社
- 大平産業株式会社
- 海外
- 台湾科楽史工業股份有限公司
- NC STAFLEX CO.,PTE.,LTD.
- DYNIC(HK) LTD.
- DYNIC USA CORP.
- THAI STAFLEX CO.,LTD.
- DYNIC(U.K)LTD.
- 大連大尼克辧公設備有限公司
- 昆山司達福紡織有限公司
- 達妮克国際貿易(上海)有限公司
主な商品
[編集]- 出版用途
- 書籍装丁用クロス
- 教科書用クロス
- 文具紙製品用途
- パッケージ用クロス
- ファイル・バインダー用クロス
- 手帳用クロス
- ノベルティグッズ
- 情報関連用途
- 銀行通帳用クロス
- 印字記録用品(インクリボン、熱転写リボンなど)
- 印刷用フィルム
- 磁気製品
- 名刺・葉書プリントシステム
- 有機EL用水分除去シート
- 衣料用途
- 表示ラベル用素材
- 接着芯地
- 不織布芯地
- インテリア用途
- 不織布床材(ニードルパンチカーペット)
- タイルカーペット
- 人工芝
- 壁装材(壁紙)
- 養生材
- ブラインド
- 産業用途
- ターポリン
- テント材
- 土木用シート
- フィルター
- 車輛関連用途
- 自動車内装材(天井材、カーペット、ドア、シート材など)
- エンジンフィルター
- 生活資材用途
- 介護・健康器機用素材
- 消臭・脱臭素材
- 食品用包材
- 環境保全用途
- 抗菌加工製品
- リサイクル(トナーカトリッジなど)
- 生分解プラスチック
その他
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 京都工場のうち西工場跡は京都市に売却され、1980年(昭和55年)に京都市立西京極中学校が開校した。
- ^ 1937年(昭和12年)、大平加工製紙株式会社として設立。その後1943年(昭和18年)に大平製紙株式会社に社名変更した。
出典
[編集]- ^ “「京都工場の滋賀移転」”. www.dynic.co.jp. 2024年1月20日閲覧。
関連項目
[編集]- ダイニックアストロパーク天究館
- ニック産業 - かつての関連会社で「ニックホビーショップ」の名称でホームセンター事業等を手掛けていた(2002年にケーヨーへ譲渡)。