大平昌彦
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大平 昌彦(おおひら まさひこ、1914年7月1日 - 2010年2月1日)は日本の医学者。岡山大学名誉教授。専門は公衆衛生学。
経歴
[編集]福岡県出身。1932年福岡県中学修猷館[1]、1935年旧制福岡高等学校理科甲類[2]を経て、1939年九州帝国大学医学部卒業。同年5月九州帝国大学医学部第3内科(小野寺直助教授)に入局するが、同年7月には海軍軍医となり、横須賀海軍病院、海軍軍医学校、連合艦隊第4潜水戦隊、海南島陸戦隊、稚内通信隊、海軍潜水学校、ラバウル潜水艦基地に勤務する[3]。
1946年5月復員。同年10月九州帝国大学大学院特別研究生となり、1948年9月満了。九州大学医学部助手を経て、1950年5月助教授に就任。1954年6月米国留学し、同年9月ピッツバーグ大学公衆衛生学部に入学、1955年6月同マスター課程(Master of Public Health(MPH))修了[3]。
1957年6月岡山大学医学部教授(衛生学講座)に就任。1961年2月医師国家試験の審査委員を務める[3]。1971年7月日本公衆衛生学会理事長に就任[4]。
1980年4月定年退官、岡山大学名誉教授[3]。退官後、高知県衛生研究所所長、四国学院大学教授などを務めた。
脚注
[編集]- ^ 『修猷館同窓会名簿 修猷館235年記念』同窓会員26頁
- ^ 『福岡高等学校一覧 第19年度(自昭和15年4月至昭和16年3月)』(福岡高等学校編、1941年)189頁
- ^ a b c d 故大平昌彦先生を偲ぶページ - 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学・衛生学分野
- ^ 日本公衆生成学会 - 沿革
参考文献
[編集]- 泉孝英編 『日本近現代医学人名事典別冊』 医学書院、2021年 ISBN 978-4-260-04261-1