大崎正次
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大崎 正次(おおさき しょうじ、 1912年9月 - 1996年7月23日)は、日本の東洋史学・天文学史家。
経歴
[編集]1912年9月東京に生まれる。東京文理科大学(現在の筑波大学)史学科(東洋史学)を卒業した。東京大学史料編纂所所員、日本学士院嘱託を経て、東京都立九段高等学校教諭となる。天文学に関しては、中学生の頃から野尻抱影、神田茂に師事し、星に親しんだという[1] 。
『天文方関係史料』では、「天文方代々記」をはじめ重要な天文方資料を多く翻刻している。神田茂編の『日本天文史料』の調査では、広瀬秀雄と共に大崎が重要な貢献をした。また、『近世日本天文史料』は、神田が残した17世紀以降の史料リストの原稿を大崎らが古本屋で偶然入手し整理・増補して出版したものである(同書の序文、および日本天文学会『天文月報』の書評[2]) 。[要出典]1987年には、中国星座の詳しい研究を『中国星座の歴史』として刊行した。余技として陶芸にも打ちこんだ[3]。1996年(平成8年)7月23日没[4]、享年83歳。
著書・編纂書
[編集]出典
[編集]- ^ 『中国の星座の歴史』のあとがき
- ^ “『天文月報』第87巻11号(1994年11月)”. 日本天文学会. 2024年2月18日閲覧。
- ^ “『民芸手帖』85号(1964年6月)”. 東京民芸協会. 2020年6月20日閲覧。
- ^ “蔵書印データベース”. 国文学研究資料館. 2020年7月15日閲覧。
- ^ “『天文方関係史料:神田茂先生喜寿記念』”. 国会図書館. 2020年7月13日閲覧。
参考文献
[編集]- 神田茂(編)『日本天文史料』(上下2巻)、私家版、1935年
- 神田茂(編)『日本天文史料綜覧』私家版、1934年
いずれも1978年に原書房より復刻版が刊行されている