大岡道信
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大岡 道信(おおおか みちのぶ、生没年不詳)とは、江戸時代の大坂の浮世絵師。
来歴
[編集]師系不明。俗称は伝内、夏月と号す。大坂の人でざこばに住んでいた。作画期は享保から元文の頃にかけてで、版本の挿絵や肉筆画を描く。なお『今西コレクション名品展Ⅰ』では、この大岡道信を羽川藤永と同一人としている。
作品
[編集]- 『万歳武勇絵鑑』(ばんぜいぶゆうえかがみ)三巻 ※享保6年(1702年)刊行
- 『押絵手鑑』三巻 ※元文元年(1736年)刊行
- 「蚊帳脇喫煙美人図」 絹本着色 熊本県立美術館所蔵 ※「道信筆」の落款と「道信」の朱文鼎印、画賛あり
参考文献
[編集]- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年
- 熊本県立美術館編 『今西コレクション名品展Ⅰ』 熊本県立美術館、1989年 ※169頁