大小島真木
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大小島 真木(おおこじま まき、1987年 - ) は、東京を拠点に活動するアーティスト。
概要
[編集]東京都東久留米市に生まれる。2011年に女子美術大学大学院美術専攻修士課程を修了[1]。
異なるものたちの環世界、その「あいだ」に立ち、絡まり合う生と死の諸相を描くことを追求している。
日本各地をはじめインド、メキシコ、ポーランド、中国、フランス、海洋調査船タラ号での海上などで滞在制作。2017年にはTara Ocean財団が率いる化学探査船タラ号太平洋プロジェクトに参加。近年は美術館、ギャラリーなどにおける展示のほか舞台美術なども手掛ける。
2023年より、かねてより制作に関わっていた編集者•辻陽介との本格的な協働制作体制期に入る。以降、名称をそのままにアートユニットとして活動している。
作品について
[編集]描くことを通じて、鳥や森、菌、鉱物、猿など他者の視野を自身に内在化し、物語ることを追求している。作品とは、思考を少しずらしたり、視野を少し変えてみせたりすることの出来る”装置”のようなものであると考え、日々制作中[2]。
主な個展
[編集]- 2023年 "千鹿頭 A thousand Dear Head" 調布市文化会館 たづくり、東京
- 2023年 "not〈I〉,not not〈I〉”私ではなく、私ではなくもなく、HARUKAITO、東京
- 2022年 ”コレスポンダンス”千葉市美術館|つくりかけラボ09
- 2021年 ”森臟”ツォモリリ文庫、東京
- 2020年 ”起源と対話” 木•火•土•金•水”美郷町学友館、秋田
- 2019年 ”骨、身体の中の固形の海。-植物が石化する。”HARUKAITO、東京
- 2018-2019年 "L'oeil de la Baleine/鯨の目”パリ・アクアリウム、フランス
- 2018年 ”樹がその生命を分かつ時” ボルボ スタジオ 青山
- 2017-2018年 ”万物の眠り、大地の血管” 公開制作室、府中市美術館
- 2015年 ”鳥よ、僕の骨で大地の歌を鳴らして” 第一生命ギャラリー、東京
- 2014年 ”wild light" 伊勢丹新宿、東京
- 2013年 ”遺伝子の地図” VOLCANOISE、東京
- 2012年 ”大きな森がやってくる。宇宙の海からやってくる。こんなふうにやってくる。” 島根県立古代出雲歴史博物館エントランスホール、島根県、日本
- 2012年 ”森の中で” 西武渋谷 B館オルタナティブスペース、東京
- 2012年 ”獣たちの声は精霊の声となり、カヌムンは雨を降らし、人々は土地を耕した。” island MEDIUM、東京
- 2010年 ”オレンジ色の月とみずいろの太陽” ワンダーサイト本郷、東京
- 2009年 ”f.tigerたち” 東京都庁、東京
活動
[編集]- 2023年 MIND TRAIL 奥大和 心の中の美術館、奈良県下北山村
- 2023年 MEET YOUR ART FESTIVAL 2023「Time to Change」、寺田倉庫、東京
- 2023年 ”SHUKU” 六本木アートナイト2023
- 2022年 諏訪滞在制作 アートコモンズ「対話と創造の森」
- 2021年 ”綻びの螺旋” 角川武蔵野ミュージアム•エントランス
- 2021年 ”ククノチテクテクマナツノボウケン” 舞台美術、KAAT 神奈川芸術劇場
- 2020年 ”土のアゴラ”JR上野駅、滞在制作inクレアーレ熱海ゆがわら工房、主催:公益財団法人 日本交通文化協会
- 2020年 壁画制作 "Survive",ホテルメトロポリタン川崎、東京、projected by CHIESAIKIARTPROJECTS
- 2019年 壁画制作 room 1-"トランスフォーメーション-ゲノム”、room2-" トランスフォーメーション-脳扉”、東京大学南研究棟アントレプラナーラボ、東京、projected by island Japan
- 2018,2019 粟島アーティスト•イン•レジデンス、三豊市、香川
- 2018年 東京大学大気海洋研究所附属国際沿岸海洋海洋研究センターへの海の天井画、岩手県大槌
- 2017-2018年 アグロス•アートプロジェクト”明日の収穫” 青森県立美術館
- 2016-2020年 秋田県美郷町の小中学校への壁画、五カ所
- 2017年 ”光が語る天球の地図”多摩六都科学館プラネタリウム新番組
- 2017年 フランスの海洋探査船Tara号にアーティスト•イン•レジデンス
- 2015年 ”生きとし生けるものたちの饗宴”大小島真木、南沢氷川神社拝殿に天井画を描く/東久留米アートプロジェクト
- 2015年 富士フイルム•チェキmini70、CM出演
- 2013年 アーティスト•イン•レジデンス(メキシコシティー)
- 2012年 ”祖師谷から海、森、空、宇宙をみる”祖師谷商店街、世田谷区立美術館依頼
- 2011年 ”ワークショップ”森の住人になろう!”ベルデ軽井沢、練馬区立美術館企画
- 2011年 アーティスト•イン•レジデンス(スターリソンチ、ポーランド)
グループ展
[編集]- 2023年 練馬区立美術館コレクション+植物と歩く
- 2023年 ”ACAO ART FOREST"熱海、ACAO FOREST
- 2023年 ”Storymakers in Contemporary Japanese Art"国際交流基金シドニー日本文化センター|オーストラリア
- 2023年 ”やんばるアートフェスティバル2022-2023”沖縄
- 2022年 ”世界の終わりと環境世界”GYRE GALLERY ジャイル•ギャラリー、東京
- 2022年 ”地つづきの輪郭”セゾン現代美術館、軽井沢
- 2022年 ”コロナ禍とアマビエ” 角川武蔵野ミュージアム
- 2020年 ”メイド•イン•フチュウ 公開制作の20年” 府中市美術館
- 2020年 ”Re construction 再構築” 練馬区立美術館
- 2019年 ”青森EARTH2019:いのち耕す場所-農業がひらくアートの未来” 青森県立美術館
- 2019年 ”言葉としての洞窟壁画と、鯨が酸素生まれ変わる物語”瀬戸内国際芸術祭-粟島
- 2019年 ”DEEP BLUE A Tribute To Tara" Galerie Dumonteil,上海、中国
- 2019年 ”かみこあにプロジェクト2019”上小阿仁村、秋田
- 2019年 ”うたう命、うねる心 ASCENDING ART ANNUAL VOL.3"スパイラルガーデン、東京
- 2018年 ”絵の旅 vol3. 私の場所 私たちの風景” MA2 Gallery、東京
- 2017年 ”オオカミの眼” Block House、東京
- 2017年 ”絵と言葉のまじわりが物語のはじまり”太田市美術館•図書館
- 2016年 ”Mingtai culture" 北京、中国
- 2016年 ”ART NOVA100+1” 上海、中国
- 2016年 ”ウォールアート•フェスティバル with noco 2016" カダキパダ、マハラーシュトラ州、インド
- 2016年 ”惑星の庭” MA2 Gallery、東京
- 2015年 ”森羅万象” 桜ヶ丘ミュージアム、愛知
- 2015年 ”ART NOVA 100." 北京、中国
- 2015年 ”叢 Qusamura ×10" island Japan NADiff A/P/A/R/T、東京
- 2014年 ”アートラインかしわ” 千葉
- 2014年 ”アース•アートプロジェクト”ラダック、インド
- 2014年 "VOCA展2014"上野の森美術館、東京
- 2014年 ”島からのまなざし”東京都美術館、主催:トーキョーワンダーサイト、東京
- 2013年 ”Renacimiento"、Sebastian Fandacion、メキシコシティー
- 2013年 ”ウォールアート•フェスティバル2013" ガンジャード村、マハラーシュトラ州、インド
- 2012年 ”一枚の絵の力 2012”、NADiff a/p/a/r/t、東京
- 2011年 ”PROMISED LAND/SUMMER SHOW" MAKI FINE ARTS、東京
- 2011年 ”一枚の絵の力”3331 Arts Chiyoda、東京
- 2009年 ”トーキョーワンダーウォール2009" 東京都現代美術館、東京 "JOSHIBI Degree Show 2008" Bank ART Studio NYK、神奈川
賞
[編集]- 2023年 絹谷幸二芸術賞奨励賞
- 2014年 VOCA奨励賞 受賞[3]
- 2014年 テラダアワード賞
- 2011年 福沢一郎賞 受賞
- 2009年 ワンダーウォール賞[4]
- 2008年 国際瀧富士美術賞 受賞
脚注
[編集]- ^ https://jp.fondationtaraocean.org/artist/maki-ohkojima/
- ^ ATAMI, PROJECT. “大小島真木”. PROJECT ATAMI. 2024年7月13日閲覧。
- ^ “VOCA展2014、各賞受賞者発表 - ART iT(アートイット)” (2013年12月16日). 2024年7月26日閲覧。
- ^ “TWS-Emerging 138/139/140”. トーキョーアーツアンドスペース. 2024年7月26日閲覧。