大伴王
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大伴王(おおともおう、生没年不詳)は、奈良時代の皇族。参議・和気王の子。官位は従五位下・甲斐守。
経歴
[編集]称徳朝の天平神護元年(765年)父の和気王が謀反を起こして失敗した際に[1]、他の兄弟とともに皇籍を剥奪されたと見られる。光仁朝に入り、宝亀2年(771年)兄弟の長岡王・名草王・山階王・采女王とともに皇籍に復される。
天応元年(781年)桓武天皇の即位後に、三世王の蔭位を受けて無位から従五位下に直叙され、翌天応2年(782年)大監物に任ぜられる。正親正・主馬頭と京官を歴任した後、延暦8年(789年)甲斐守として地方官に転じた。
官歴
[編集]『続日本紀』による。
- 宝亀2年(771年) 9月13日:復属籍
- 天応元年(781年) 11月15日:従五位下(直叙)
- 天応2年(782年) 2月7日:大監物
- 延暦2年(783年) 11月12日:正親正
- 延暦6年(787年) 2月8日:主馬頭
- 延暦8年(789年) 3月16日:甲斐守
脚注
[編集]- ^ 『続日本紀』天平神護元年8月1日条