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大亀孝裕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大亀 孝裕(おおがめ たかひろ、1931年6月13日 - 2021年3月14日)は、日本の実業家。

ホームセンターを展開するダイキ(現:DCM)の創業者である。

経歴

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1931年愛媛県丹原町(現:西条市丹原町)において生誕。

愛媛県立西条南高等学校(愛媛県立西条農業高等学校)卒業後、1952年に愛媛県庁に入庁。1958年に愛媛県庁を退職し、大亀商事を創業。1962年には株式会社大亀商事を設立し、水まわり商品群の卸販売業タイルと衛生陶器の施工・改修工事を手掛けた[1]

大亀は住環境の中でもトイレの環境改善に強いこだわりを持っており、コンクリート便槽、無臭便槽などの販売を開始。その後浄化槽の開発・製造に乗り出し、1963年には業界初のFRP製浄化槽の開発に成功し、翌1964年に旧ダイキの前身である「ダイキ株式会社(元ダイキ)」を設立[1]

1978年にはホームセンター事業にも進出し、株式会社ディックを設立した。1989年に住宅機器の卸売会社である「ダイキ商事株式会社」、水処理プラントメーカーである「ダイキ株式会社(旧ダイキ)」、そして小売業者である「株式会社ディック」の3社合併した「ダイキ株式会社」の代表取締役社長に就任[1]

1999年にはダイキの代表取締役会長に就任。 2006年9月にはダイキ・カーマホーマックの経営統合に伴い設立された持株会社DCM Japanホールディングスの取締役会長に就任。2007年には同社代表取締役会長に就任。

2016年6月には愛媛県で生産・収穫される農水産物の加工や流通・海外での販路開拓を支援する新会社「ディック」を全額個人出資で設立[2]

2019年5月にDCMダイキの名誉会長に就任。2021年3月にはDCMの名誉会長に就任。

2021年3月14日に死去(享年89歳)[3]

略歴

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  • 1931年6月13日 - 愛媛県丹原町にて出生。
  • 1950年 - 愛媛県立西条南高等学校卒業。
  • 1952年 - 愛媛県庁入庁。
  • 1958年 - 愛媛県庁を退職し、大亀商事を創業。
  • 1964年 - ダイキ株式会社を設立し、代表取締役に就任。
  • 1989年 - ダイキ商事(株)・(株)ディックを合併して設立した、ダイキ株式会社代表取締役社長に就任。
  • 1999年 - ダイキ代表取締役会長に就任。
  • 2000年 - 財団法人大亀スポーツ振興財団を設立し、理事長に就任。
  • 2004年 - ダイキ取締役会長に就任。
  • 2006年 - DCM Japanホールディングス取締役会長に就任。
  • 2007年 - DCM Japanホールディングス代表取締役会長に就任。
  • 2019年 - DCMダイキ名誉会長に就任。
  • 2021年 - DCM名誉会長に就任。
  • 2021年3月14日 - 死去(享年89歳)。

社外

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  • 1971年 - 愛媛県ソフトボール教会会長に就任。
  • 1996年 - 松山商工会議所副会頭に就任。
  • 1999年 - 日本体育教会理事に就任、愛媛県体育協会会長に就任、日本ゴルフ協会理事、四国ゴルフ連盟理事長に就任。
  • 2001年 - 日本体育協会常務理事・総合企画委員長に就任。
  • 2003年 - 日本体育協会参与・評議員に就任。
  • 2004年 - 松山商工会議所会頭、愛媛県商工会議所連合会会頭に就任。
  • 2009年 - 都道府県体育協会連合会副会長に就任。

人物

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著書

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  • 『素人じゃけんできること : ダイキ創業者・大亀孝裕のフィロソフィー』 PHP研究所 ISBN 978-4569812564

参考文献

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  • 西条市『広報さいじょう』2021年5月号、5頁。
  • 大亀孝裕 - PHP研究所、2023年10月9日閲覧。

脚注

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  1. ^ a b c すべては衛生陶器からはじまった。住環境への挑戦への軌跡 - 株式会社ダイキアクシス、2023年10月9日閲覧。
  2. ^ 農水産業振興へ新会社 DCMダイキ会長、愛媛で設立 - 日本経済新聞(2016年7月13日)、2023年10月9日閲覧。
  3. ^ 大亀孝裕氏が死去 ダイキ(現:DCM)創業者 - 日本経済新聞(2021年3月16日)、2023年10月9日閲覧。
  4. ^ 『まいたうん』2002年4月16日号「ダイキグループ 大亀会長、お別れの会」
  5. ^ 西条市出身の大亀孝裕氏が名誉市民に選定されました - 西条市、2023年10月9日閲覧。