大久保純一
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大久保 純一(おおくぼ じゅんいち、1959年 - )は、日本の美術史家、国立歴史民俗博物館情報資料研究系教授・総合研究大学院大学教授。浮世絵を中心に近世日本美術を研究。
経歴
[編集]徳島県生まれ。1982年東京大学文学部美術史卒、85年同大学院修士課程修了、名古屋大学文学部助手。87年東京国立博物館研究員。95年跡見学園女子大学文学部助教授。2000年国立歴史民俗博物館情報資料研究部助教授、01年1月総合研究大学院大学助教授併任、06年「広重と浮世絵風景画」で東大文学博士。07年准教授、08年教授。09年04月 ~ 10年03月博物館資源センター長併任。12年04月 ~ 13年03月副館長併任。
著書
[編集]- 『豊国と歌川派』 至文堂〈日本の美術 第366号〉、1996
- 『北斎の冨嶽三十六景 千変万化に描く』 小学館〈アートセレクション〉、2005
- 『美人風俗画』 至文堂〈日本の美術 第482号〉、2006
- 『広重と浮世絵風景画』 東京大学出版会、2007
- 『カラー版 浮世絵』 岩波新書、2008
- 『カラー版 北斎』 岩波新書、2012
- 『浮世絵出版論 大量生産・消費される<美術>』 吉川弘文館、2013
- 『北斎 ジャパノロジー・コレクション』 角川ソフィア文庫、2017
- 『広重 ジャパノロジー・コレクション』 角川ソフィア文庫、2016
共編著
[編集]- 『浮世絵の鑑賞基礎知識』小林忠共著、至文堂、1994
- 『原色日本の美術 第18巻 浮世絵』辻惟雄共著、小学館、1994
- 『広重東海道五拾三次 保永堂版』鈴木重三、木村八重子共著、岩波書店、2004
- 『日本美術全集15 浮世絵と江戸の美術 江戸時代Ⅳ』責任編集、小学館、2014