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夜叉龍神社 (揖斐川町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
夜叉龍神社
所在地 岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内川上
位置 北緯35度36分57.1秒 東経136度21分36.5秒 / 北緯35.615861度 東経136.360139度 / 35.615861; 136.360139
主祭神 夜叉龍神
創建 1647年(正保4年)
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夜叉龍神社(やしゃりゅうじんじゃ)は、岐阜県揖斐郡揖斐川町坂内川上(旧坂内村)にある神社である。

夜叉ヶ池にゆかりのある神社である。

祭神

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  • 夜叉龍神
    • 夜叉ヶ池伝説の龍神。雨乞いにご利益があるという。詳しくは夜叉ヶ池夜叉堂を参照。

※現地案内板では祭神は高らい神[1][2]

沿革

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  • 1647年正保4年) - 大垣藩藩主戸田氏鉄によって創建[2]大垣藩領の治水の鎮守として祀ったという。長昌寺に別当を委託。この地には夜叉姫が髪を洗ったといわれている池(お洗池)が存在していた。
  • 1772年明和9年) - 再建。
  • 1895年(明治28年)8月 - 大雨により大規模な土砂崩れ(川上ナンノ谷大崩壊)が発生し、崩壊土砂が坂内川を堰きとめる。この天然ダムが数日後に決壊、この鉄砲水により夜叉龍神社は流出。長昌寺の堂内に神霊を祀る[2]
  • 1914年(大正3年)- 川上白山神社とともに八幡神社に合祀される。その際夜叉龍神社から高らい[1]神社に改称。
  • 1934年(昭和9年) - 揖斐川電気(現イビデン)が現在地に復興[2]。揖斐川電気により川上地区に寄附される。

交通

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自動車

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その他

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  • 揖斐川電気は揖斐川上流域に多くの水力発電所を保有していた。水不足は発電量に影響を与えることから、川上発電所開設のさい、坂内村と会社の平安隆盛を祈願し、夜叉龍神社を復興している[2]。現在もイビデンの役員は、この夜叉龍神社に参拝し、夜叉ヶ池へ向かうのが恒例行事という。
  • 国道303号沿線の夜叉ヶ池の登山口に通じる林道の分岐点にある。なお、夜叉ヶ池登山口に鳥居が、夜叉ヶ池のほとりに奥宮夜叉龍神社がある。

脚注

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  1. ^ a b 「らい」はあめかんむりに龍。
  2. ^ a b c d e 現地の案内板による。