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壬生町おもちゃ博物館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
壬生町おもちゃ博物館
MIBUMACHI TOY MUSEUM
地図
施設情報
正式名称 壬生町おもちゃ博物館[1]
専門分野 玩具
収蔵作品数 50,000点
来館者数 131,339人(2009年度)[2]
事業主体 壬生町
管理運営 財団法人壬生町施設振興公社(指定管理者)、TOMIX、タカラトミー、トミーテック、エポック社、ジョイパレット、バンダイ、アガツマ他
年運営費 48,004,000円(2009年度)[2]
延床面積 6164 m2 [3]
開館 1995年4月23日
所在地 321-0211
栃木県下都賀郡壬生町国谷2300
位置 北緯36度27分43.7秒 東経139度48分29.6秒 / 北緯36.462139度 東経139.808222度 / 36.462139; 139.808222座標: 北緯36度27分43.7秒 東経139度48分29.6秒 / 北緯36.462139度 東経139.808222度 / 36.462139; 139.808222
外部リンク 公式ホームページ
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壬生町おもちゃ博物館(みぶまちおもちゃはくぶつかん)は、栃木県下都賀郡壬生町壬生町総合公園道の駅みぶ)内にある壬生町立の玩具企業博物館である。略称は「おも博」。

概要

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運営管理は指定管理者制度に基づき、財団法人壬生町施設振興公社が行っている。町内には玩具メーカーの工場・倉庫が集まった工業団地おもちゃのまちがあり、玩具とゆかりが深いことにちなんで建設された。

建物外観は中世の西洋のお城をモチーフとしている。館内には、1階はおもちゃのワンダーランドとして、見て・聞いて・触っての体験型の展示がなされている。2階は、玩具の歴史をはじめ多数の玩具が展示されている。3階は、展望室となっており、壬生町総合公園をはじめ周囲の緑豊かな土地を一望できる。開館10周年記念事業として2005年にジオラマ棟を増築。1階は多目的ホールわくわく夢広場、2階は鉄道模型の部屋となっており、本館とは1階にある連絡通路で繋がっている。鉄道模型の部屋は、鉄道模型の車両をはじめ鉄道にまつわる資料を展示。特に地元おもちゃのまちに工場を持つTOMIXと現在と過去のタカラトミートミーテックエポック社ジョイパレットバンダイアガツマ他の製品が多く展示され、中にはごく短期間のみ生産された東京ディズニーランドウエスタンリバー鉄道ナローゲージ製品のような珍品もある。NゲージHOゲージジオラマも展示されており貸しレイアウトとして一般にも開放されている。

2011年11月より翌2012年3月23日まで大規模改装のため閉館し、吹き抜けの1階に体感型アトラクション「ミーブ」[4][5] にかわって大型遊具「きんぐとくぃーん」を設置するなどのリニューアルが図られた[6]。このリニューアルに際しては来場者の意見も参考とされた[6]

2016年に主に博物館の収蔵品を修理する「おもちゃドック」が博物館隣に設けられた[7][8]。持ち込みの壊れたおもちゃを修理する「おもちゃ病院」も定期的に開かれている[9]

2021年11月15日より長寿命化改修計画の一環として空調改修工事が行なわれることに伴ない、全館休館していたが[10][11]、工事が無事完了し2022年3月19日より営業を再開、館内環境が向上した[12]

施設

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別館とその脇に設置されているモルガ
  • 所在地 〒321-0211 栃木県下都賀郡壬生町大字国谷2300番地
  • 開館時間 9:30-16:30(入館は16:00まで。再入館は16:00以降も可能)
  • 休館日 毎週月曜日(月曜が祝日の場合その翌日)、年末年始(12月28日 - 1月2日)
  • 入場料 おとな600円(400円)、こども300円(200円)(こどもは4歳以上中学生まで)
    • ※( )内は、20名以上の団体料金。障害者手帳・療育手帳持参時半額(同伴者無料)
    • 年間パスポート おとな3000円、こども1500円※発行日より1年間有効
  • 交通アクセス

沿革

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  • 1995年4月23日 - 開館[13]。除幕式は同年4月6日に先行して実施。
  • 2005年7月 - ジオラマ棟完成。鉄道模型の部屋オープン
  • 2009年4月 - 入館者累計200万人達成
  • 2012年3月24日 - リニューアルオープン[14]
  • 2014年3月2日 - マスコットキャラクターの「壬雷ちゃん」が壬生町の公認キャラクターに指定された[15]
  • 2016年5月15日 - おもちゃドックがオープンする[7]
  • 2022年3月19日 - 長寿命化改修計画の一環として空調改修工事が完了し、この日より営業を再開する。

マスコットキャラクター

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駅西口ロータリーの壬雷ちゃん

当館のキャラクターとして、壬雷ちゃんが採用されている。なお、このキャラクターは壬生町公認キャラクターに指定されているほか[13]、おもちゃのまち駅や道の駅みぶなど、当館以外でも見る事ができる。壬雷ちゃんがデザインされた消火栓の蓋(デザインマンホールの一種)も町内に複数個所設置されている[16][17]

夏季の栃木県は、全国でも有数のが多発する地域(隣接する宇都宮市は「雷都(らいと)」の異称をもつ)であることから雷様をモチーフとし、漫画家牧野圭一がキャラクターのデザインを手がけた[18]。 また、キャラクターの名前は一般公募から選考され『壬雷ちゃん』と命名された[19]。 名前の由来は、当館が立地する壬生町の「壬」の字と雷様の「雷」の字を組み合わせて「壬雷」とし、子供たちが無限のエネルギーを持つ雷様に肖り、壬生町の未来への夢と希望を込めてこの漢字2文字で「みらい」と読むことにした[15][19][20]

誕生日は1995年4月6日である[19]。この日はおもちゃ博物館の除幕式と同日である[13]

プロフィール

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  • 年齢 - 10歳(永遠に年を取らない)[13][20]
  • 性別 - 男の子
  • 性格 - やさしい。強かで明るい。
  • 趣味 - みんなを笑顔にすること。
  • 特技 - 名前の通り雷を出すほか、頭のアンテナで、動物のみならず雲や風とも話すことができる。また、瞬間移動もできるが、あまりうまくいかない。
  • 好きなもの - 子どもの笑顔
  • 好きな場所 - おもちゃ博物館[21]
  • 秘密 - 実は宇宙人であること。
  • 使命 - おもちゃ博物館や壬生町のPR活動をすること。
  • 動画 - みらいちゃんのぶらり壬生紀行 日本語版 - YouTube

脚注

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  1. ^ 壬生町おもちゃ博物館設置及び管理運営に関する条例”. 壬生町公式HP (1994年9月9日). 2007年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年1月28日閲覧。
  2. ^ a b 平成21年度決算報告 主な事業実績”. 壬生町公式HP (2010年). 2011年6月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年1月28日閲覧。
  3. ^ 壬生町 おもちゃ博物館 - じゃらん観光ガイド
  4. ^ 館内のご案内”. 壬生町おもちゃ博物館公式ウェブサイト (2016年5月12日). 2011年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月9日閲覧。
  5. ^ 疑似体験装置「ミーブ」”. 壬生町おもちゃ博物館公式ウェブサイト (2016年5月12日). 2009年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月9日閲覧。
  6. ^ a b 24日リニューアル控え内覧会 壬生町おもちゃ博物館”. 下野新聞ホームページ SOON (2012年3月20日). 2017年1月9日閲覧。
  7. ^ a b おもちゃの病院、15日オープン 壬生”. 下野新聞ホームページ SOON (2016年5月12日). 2016年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月15日閲覧。
  8. ^ 「おもちゃドック」オープン”. NHKオンライン (2016年5月15日). 2016年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月16日閲覧。
  9. ^ おもちゃ病院
  10. ^ 【重要】全館休館のお知らせ(11/15 -3月中旬)”. 壬生町おもちゃ博物館. 2022年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月1日閲覧。
  11. ^ “おもちゃ博物館15日から休館 来年3月中旬まで”. 下野新聞「SOON」ニュース (下野新聞社). (2021年11月12日). https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/522193?rankinghour 2022年4月1日閲覧。 
  12. ^ 2022年3月19日(土)から営業再開!”. 壬生町おもちゃ博物館. 2022年4月1日閲覧。
  13. ^ a b c d 壬生町公認キャラクター 壬雷ちゃん”. 壬生町役場 (2015年5月7日). 2022年3月31日閲覧。
  14. ^ 壬生町おもちゃ博物館 2012年3月24日(土)リニューアルオープン!”. 壬生町おもちゃ博物館ホームページ. 2013年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年6月9日閲覧。
  15. ^ a b 壬雷ちゃん(壬生町)”. 栃木県庁 (2016年3月23日). 2022年4月1日閲覧。
  16. ^ “消火栓のふたに壬雷ちゃん 壬生町内5カ所に設置”. 下野新聞「SOON」ニュース (下野新聞社). (2019年4月10日). https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/156037 2022年4月1日閲覧。 
  17. ^ 色違いで空気弁の蓋も町内に設置されている。
  18. ^ 著作・制作物”. MAKINO KEIICHI. 2016年7月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月1日閲覧。
  19. ^ a b c 当館3F展望室内の案内板より。なお既に作者より『雷神は宇宙人』という名前で命名されていた。
  20. ^ a b “壬雷ちゃん 栃木県壬生町”. 毎日小学生新聞 (毎日新聞社). (2019年4月25日). https://mainichi.jp/maisho/articles/20190425/kei/00s/00s/016000c 2022年4月1日閲覧。 
  21. ^ プロフィール”. 壬生町観光協会. 2022年4月1日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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