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墨袋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒレギレイカ英語版の腹側から見た解剖図。Ink sacが墨袋

墨袋(すみぶくろ)はタコイカなどの頭足類の持つの詰まった器官である。この袋は漏斗の基部に開口しており、そこから墨を噴き出して捕食者や獲物を混乱させ、その隙に捕らえたり逃走したりする。

深海に棲む種や夜行性の種以外は、ほとんどの頭足類が保有する[1]

成分

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この墨の黒い成分は墨汁のようなではなくメラニンと粘液である[2]。深海に棲む種には墨袋の退化したものや、墨袋に発光細菌を共生させ光る墨を吐くものがある。

脚注

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  1. ^ Boyle, Peter; Rodhouse, Paul (2004). Cephalopods : ecology and fisheries. Ames, Iowa: Blackwell. doi:10.1002/9780470995310.ch2. ISBN 0-632-06048-4. https://books.google.com/books?id=4UtCi2B4VnoC 
  2. ^ Derby, Charles D. (May 2014). “Cephalopod ink: Production, chemistry, functions, and applications”. Marine Drugs (MDPI) 12 (5): 2700–2730. 2014-05-12. doi:10.3390/md12052700. PMC 4052311. PMID 24824020. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4052311/. 

関連項目

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