塩化レニウム(VI)
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塩化レニウム(VI) | |
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別称 rhenium hexachloride | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 31234-26-1 |
PubChem | 5148054 |
ChemSpider | 4321528 |
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特性 | |
化学式 | Cl6Re |
モル質量 | 398.93 g mol−1 |
外観 | 黒色の固体 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
塩化レニウム(VI) (Rhenium(VI) chloride) は、化学式が ReCl6 の無機化合物である。黒色の常磁性固体である。分子は塩化タングステン(VI)と同じ八面体形分子構造をしている[1]。
合成と反応
[編集]初めは、レニウムフィルムの塩素化による混合物として生成された[2]。大量のサンプルは、フッ化レニウム(VI)と過剰量の三塩化ホウ素の反応により合成される。
- 2 ReF6 + 6 BCl3 → ReCl6 + 6 BF2Cl
塩化レニウム(V)と比べ、室温で不安定である。
- 2 ReCl6 → [ReCl5]2 + Cl2
出典
[編集]- ^ Tamadon, Farhad; Seppelt, K. (2012). “The Elusive Halides VCl5, MoCl6, and ReCl6”. Angewandte Chemie International Edition 52 (2): 767–769. doi:10.1002/anie.201207552. PMID 23172658.
- ^ Colton, R. (1962). “Rhenium Hexachloride”. Nature 194 (4826): 374–375. Bibcode: 1962Natur.194..374C. doi:10.1038/194374a0.