コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

塚原温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
塚原温泉
地図
温泉情報
所在地 大分県由布市湯布院町塚原
座標 北緯33度18分47.9秒 東経131度25分19.2秒 / 北緯33.313306度 東経131.422000度 / 33.313306; 131.422000座標: 北緯33度18分47.9秒 東経131度25分19.2秒 / 北緯33.313306度 東経131.422000度 / 33.313306; 131.422000
交通 久大本線由布院駅よりタクシーで約20分
泉質 硫酸塩泉
宿泊施設数 1
外部リンク 湯布院塚原高原観光協会
テンプレートを表示

塚原温泉(つかはらおんせん)は、大分県由布市湯布院町塚原(旧国豊後国速見郡)の伽藍岳中腹にある温泉国民保養温泉地湯布院温泉郷」の一つをなす。

泉質

[編集]
  • 硫酸塩泉
    • 源泉は緑色を呈する
    • アルミニウム・鉄分の含有量が多いのが特徴。
    • pH=1.4

全国第2位の強酸性(1位は玉川温泉)の泉質で知られる。石鹸は泡立たない。皮膚に対する効能があるとされ、アトピーに悩んでいる人々も多く訪れる。水虫など感染機序が関与した疾患には効果がある。

温泉街

[編集]
伽藍岳噴火口

入浴施設が1軒存在する。施設は浴槽まで全てでできている内湯と耐酸性のコンクリート露天風呂家族風呂を有する。そのため、建物の雰囲気は共同浴場にも近い。入浴施設の裏山には、源泉地である地獄地帯が広がる。地熱が高い場所は、ゴム製の靴底で歩くと溶ける場合があるという。降った雨がこの地獄地帯で温められてすぐに温泉になるため、湯量や温泉の成分の濃さは降雨量と密接に関係があるのが特徴である。冬期は積雪のため休業になる場合がある。

伽藍岳の火口は年々拡大傾向で噴気帯の活動も活発である。伽藍岳の火口は塚原温泉から徒歩5分くらいで見学(近年[いつ?]有料化された)できるが、噴気帯は現在[いつから?]危険のため立ち入り禁止となっている。かつて[いつ?]は噴気帯にスコップを持参して手掘りの湯船を作って入浴するマニアもいた。詳細は伽藍岳を参照のこと。火口がある周辺はシリカの露天掘り鉱山跡であり、1966年頃には珪酸白土鉱床が採掘されていた[1]

噴気帯

歴史

[編集]

開湯は平安時代と言われる。かつては3軒の温泉旅館が存在したが、現在[いつから?]は入浴施設が1つのみである。大正時代には速見郡に点在する別府十湯の一つとされていたが、町村合併等により1924年(大正13年)に別府市が市制施行する頃までに、別府十湯から外れた。同時に由布院温泉もはずれ、現在の別府八湯の形となった[2]

2019年10月4日に、従来、「湯布院温泉」として国民保養温泉地に指定されていた由布院温泉湯平温泉に、当温泉、庄内温泉挾間温泉を加えた由布市内の5地域の温泉が、「湯布院温泉郷」として国民保養温泉地に拡充指定された[3][4]

アクセス

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 550.378:550,835(52a6) 大分県別府白土地帯の放射能強度分布調査報 清島信之、原田種成 地質調査所月報(第18巻第9号)
  2. ^ 別府八湯ガイド”. 別府市. 2019年10月10日閲覧。
  3. ^ 湯布院温泉郷(由布院温泉、湯平温泉、塚原温泉、庄内温泉、挾間温泉) 国民保養温泉地計画の概要” (PDF). 由布市 (2019年9月6日). 2019年10月10日閲覧。
  4. ^ “由布市一体で「湯布院温泉郷」”. 大分合同新聞. (2019年9月7日). https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2019/09/07/JD0058455851 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]