堀越癪観音
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堀越癪観音 | |
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本堂 (2020年9月) | |
所在地 | 和歌山県伊都郡かつらぎ町東谷1360 |
位置 | 北緯34度20分24.8秒 東経135度30分0.7秒 / 北緯34.340222度 東経135.500194度座標: 北緯34度20分24.8秒 東経135度30分0.7秒 / 北緯34.340222度 東経135.500194度 |
本尊 | 十一面観音菩薩 |
創建年 | 天智天皇4年 (671年) |
開山 | 役小角 |
開基 | |
堀越癪観音(ほりこししゃくかんのん)は、和歌山県伊都郡かつらぎ町に所在する寺院。本尊は十一面観音。本堂が標高605メートル (m) という険しい山麓にある。境内にあるサザンカが県から天然記念物に指定されている。
沿革
[編集]671年、役行者が母の癪の病となった際に37日間、治癒祈願のために十一面観世音菩薩像を彫刻したところ、平癒したことを起源とする。天正年間 (1573~93) に起きた紀州征伐の際、峯を越えて侵攻した兵によって伽藍は悉く焼失した。慶長年間 (1595~1615) に再建。当寺は向井家が先祖代々祀っている世襲寺。また、当寺の上に観音堂があり、役小角の像を祀っている。「紀伊続風土記」には、文治年間 (1185~90) に建立されたとあり、元禄14年 (1701年)の大日経箱が残っている。堂宇は最近、修復[1][2]。
記念物
[編集]本堂の東隣にあるサザンカは、同種としては珍しい大木で幹周1.45m、地上1.35m所で3本に枝分かれし、約5mという大きな樹冠を形成している。樹齢は200年を超えると推定されている。1959年 (昭和34年) 1月8日、県から天然記念物に指定された。
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サザンカ
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護摩堂
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観音堂
現地情報
[編集]所在地
[編集]- 和歌山県伊都郡かつらぎ町東谷1360