地質
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(地質の日から転送)
地質(ちしつ、英: geology)とは、地面より下(生物起源の土壌を除く)の岩石・地層の性質・状態・種類などを指す。
地質学は、これらを専門的に研究する学問である。地質の研究(地質学の実践)において、特異な化石や鉱物が発見されることもままあるが、主たる対象は、岩石とその層状の構造である地層である。逆に、考古学や古生物学の知見から、地層の年代の特定が行われるなど、隣接分野からの知見が地質に関する知見を広げることも多々ある。
地質の日
[編集]2007年3月13日、日本の地質関係の組織・学会が発起人となり、5月10日を「地質の日」と定めた[1]。1876年5月10日に、ベンジャミン・スミス・ライマンらによって日本で初めて広域的な地質図である「日本蝦夷地質要略之図」が作成されたこと[2]、1878年5月10日に、内務省地理局地質課が定められたことによる。
脚注
[編集]- ^ 地質の日事業推進委員会事務局. “「地質の日」について”. 国立研究開発法人産業技術総合研究所地質調査総合センター. 2020年3月27日閲覧。
- ^ “ライマン「日本蝦夷地質要略之図」彩色指定稿”. 地質フォト. 日本地質学会. 2020年3月27日閲覧。
参考文献
[編集]- 羽田忍『地質図の読み方・書き方』共立出版〈地学ワンポイント〉、1990年。ISBN 4-320-04626-9。
- 天野一男、秋山雅彦 著、日本地質学会フィールドジオロジー刊行委員会編 編『フィールドジオロジー入門』共立出版〈フィールドジオロジー〉、2004年。ISBN 4-320-04681-1。