地球で最後のふたり
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地球で最後のふたり | |
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เรื่องรัก น้อยนิด มหาศาล | |
監督 | ペンエーグ・ラッタナルアーン |
脚本 |
ペンエーグ・ラッタナルアーン プラープダー・ユン |
撮影 | クリストファー・ドイル |
配給 | クロックワークス |
公開 |
2003年8月8日 2004年7月31日 |
上映時間 | 107分 |
製作国 |
タイ 日本 フランス オランダ シンガポール |
言語 |
タイ語 日本語 英語 |
『地球で最後のふたり』(原題:เรื่องรัก น้อยนิด มหาศาล、英題:Last Life in the Universe)は、2003年にタイ・日本・オランダ・フランス・シンガポールの共同で作られた映画。舞台はバンコク。
日本人ケンジとタイ人ノイの孤独なふたりを描いたラブストーリー。
映画の中で姉妹役として出演したシニター・ブンヤサックとライラ・ブンヤサックは本当の姉妹である。
ストーリー
[編集]バンコク日本文化センターで働く日本人ケンジには、自殺願望がある。 潔癖症のケンジは人当たりは良いが、他人との距離のある孤独な生活をバンコクで送っていた。ケンジは偶然の事故を通してタイ人女性・ノイと知り合う。
一方、ケンジの兄であるヤクザのユキオは、日本でトラブルを起こしたために、バンコクのケンジの元に身を寄せていた。ケンジはユキオに関連したある事件に巻き込まれるが、九死に一生を得る。
成り行きでノイの家に暮らすことになったケンジ。 言葉は片言の英語しか通じず、二人の性格は正反対(ノイの性格はタイ人にありがちだが非常に大雑把)。 しかし、始めは奇妙でぎこちなかった二人の関係は、少しずつ変化していく。
「ひとりぼっちより、嫌いなヤモリに囲まれた方がましだ。」 (ストーリー中登場する絵本「さびしさの彼方を。」より)
言葉の違い、文化の違い、男と女の違い。仮にそれらを乗り越えられたとしても、わたしたちは本当には、分かり合えないのかもしれない・・・・
出演
[編集]- 浅野忠信 - ケンジ
- シニター・ブンヤサック - ノイ
- ライラ・ブンヤサック - ニッド
- 松重豊 - ユキオ
- 竹内力
- ティッティ・プームオーン
- 三池崇史
- 田中要次
- 佐藤佐吉
スタッフ
[編集]- 監督:ペンエーグ・ラッタナルアーン
- 脚本:ペンエーグ・ラッタナルアーン、プラープダー・ユン
- 撮影:クリストファー・ドイル
受賞
[編集]- 2003年ヴェネツィア国際映画祭 コントロコレンテ部門 主演男優賞 受賞(浅野忠信)
関連書籍
[編集]- 地球で最後のふたり(原作本)著者:プラープダー・ユン、訳:吉岡憲彦 ISBN 4789722805
なお、翻訳者はこの作品のモデルとされている。