地底少年チャッピー
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このフィクションに関する記事は、ほとんどがあらすじ・登場人物のエピソードといった物語内容の紹介だけで成り立っています。 |
『地底少年チャッピー』(ちていしょうねんチャッピー)は水口尚樹による日本の漫画。小学館『週刊少年サンデー』に連載されていた。『思春期刑事 ミノル小林』の次の作品である。
あらすじ
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
高校二年の女の子、土屋ミヤコの前に突然現われたちっちゃな少年と、その子よりもっとちっちゃな美形の男はなんと地底人だった!!漫画家『水口尚樹』が描く地表観察日記ギャグ、ここに開幕!!
登場人物
[編集]主要登場人物
[編集]- チャッピー
- 地表を見学しに来た地底人の子供。超ネガティブな性格。好物は『濡れ煎』。地表に来た目的は地表の人と仲良くなるためだが、あわよくばそのまま地表を侵略?!!湿っぽい事をいうと大気中の湿度が上がるという地底人の能力(漫画の中での設定だが)を応用した、大気中の湿度を上げて攻撃する『シメシメ攻撃』や、急行列車も避ける事のできる超スピード、体内の湿気を使って攻撃する『湿っ気ボンバー(腕からでる)』や『シメシメボンバー(これは額から出る)』、などが得意技。(第1話でヤクザの人をどっかにやったあの能力については詳細不明)また、チャッピーの体内にいるビフィズス菌(パロディネタは『○宙○艦○マトか?』は、チャッピーの体内だけではなく体外も守り、不審者を発見すると、『シメシメ砲』というチャッピーの耳から出る光線で攻撃する。頬についているひし形の『アレ』については2巻で明らかになる。ペットにショーイチという小型地底人がいる。
- 土屋ミヤコ(つちやミヤコ)
- 高校二年の女の子でチャッピー達地底人に最初に遭遇したこの作品のヒロイン。この物語の中では主にツッコミを担当(少しボケをかました事も・・・(2巻参照))。高校では陸上部に所属していて、陸上部に入ったキッカケはある少女の映画を見たためとか(2巻参照)。
- 増谷(ますたに)
- チャッピーが通っていた地底幼稚園の同級生。チャッピーの家より上の方に家があったが、今ではそこに地下鉄が通っているため、それ以来その地下鉄の駅員に。頭は毎度何かに変わる(メロン、原子炉、学校、ファミコンのコントローラー(Ⅱコン)など)。主な能力はチャッピーと同じ超スピード(原作ではそれしか出ていない)。笑っているような顔なので、(ある掲示板に『ガリガリ君』に似てる)と書かれるほどの)笑っている時と顔がほとんど変わらない。
- サウザー
- チキン野郎が大嫌いなニワトリ型地底人。増谷と同じくチャッピーとは地底幼稚園の同級生で(その割には背が高い)、『ひよこ組』に所属していた。『鳳凰の陣』というフットワークが得意技だが、ニワトリ程度の頭脳しかないので3歩目になると物事を忘れるため、フットワークを継続できない。ホームレスの人と同じように夜は公園で寝ている(2巻参照)。チャッピーとは違って腕がニワトリのように翼だからか、地表までは『地底軽トラ』という軽トラで来た(2巻参照)。だがその軽トラは2巻でチャッピーの『湿っ気ボンバー』により破壊された。
サブキャラクター
[編集](数回しか登場していないキャラクター)
- ショーイチ
- チャッピーのペットで超美形の小型地底人。食べ物を食べる時の食べ方は近頃の少女漫画並にセクスィ〜。ミヤコのママはその姿にもうメロメロ。2巻では登場しなかったが3巻で再び登場なるか?!
- チャッピー爺
- チャッピーの回想の中に出てくる最近亡くなったチャッピーのお祖父ちゃん。実態はないが、他人に話し掛けたり他人の回想の中に出てくるものや、現実の物を掴む事ができる。地表にいたときがあり。その時の名前は『エメリャンコ』。最終回で、実はチャッピーの回想ではなく霊体であった事が発覚。
- シロー
- 第8話で、サウザーが持ってきたタイムカプセルに3年間閉じ込められていた、チャッピー達地底人より1歳下(その割には背が高い)の地底人。チャッピーの『シメシメ攻撃』が唯一効かなかった相手。漆黒のボディー。
- ママとパパ
- ミヤコのママとパパ
- 鷲花主将
- 本名は鷲花ツキオで、ミヤコの所属している陸上部の主将(部長とは漫画には書いてない)。超ポジティブな性格。第13話ではれて卒業した。
- ミスズお婆ちゃん(みすずおばあちゃん)
- ミヤコのお婆ちゃんで孫思い。趣味で拳法を少々やっていて、技としては玄関のドアを破壊する事ができる『呉氏開門 八極拳 鉄山靠』というのがある。チャッピーのお祖父ちゃんに小さい頃に遭遇しており、名前を『ミミズちゃん』と間違えられていた。チャッピーのお祖父ちゃんには昔から迷惑ばっかりかけられたらしい(ミスズ談)。
海底人
[編集]- 海坊主(うみぼうず)
- 海坊主型の海底人。本名不明。和尚さんのような身なりをしていて、現われる時はお経を話す。見た目は人間だがすごくでかく、耳にタイタニック号(等身大のレプリカ?)が、軽々入るほど。
- 美咲(みさき)
- 河童型の海底人。きゅうりが好物。
地底人の世界の住民
[編集]- 暗黒の魔王
- 卵形のオヤジ。本名は尻溝タカユキ48歳。地底西暦1958年生まれ、趣味は地底ボーリングで、好きな地底うまい棒はうめ味噌モグラ味。受け身の練習で地表に地震を起こした(地底は揺れに耐えられた)張本人。チャッピー達に一瞬で倒された。
- 店長(てんちょう)
- 地底の焼肉屋の店長。登場18話の最後のコマで店がつぶれた。
- マック
- 地底のパソコンと呼ばれるウサギ男型地底人。関西弁を話し、初めて会う人には挨拶をせず、学生時代、教科の中ではアート系が得意だった。登場した19話の最後で死んだが30話目で復活。
- 殻巻マキ
- 見た目は普通の人だが、カタツムリのような殻の中に住んでいる(実は殻の中に、家族全員がいる)地底人。家出して、スペインに行って、あるベンチャー企業をしたいらしい。
地底の生物
[編集]- 風の噂
- 地表では比喩だが、地底では実在する生物。いろんな情報を聞く事ができるが、必ずしも欲しい情報が聞けるわけじゃない。首にスカーフをつけている。ハゲてる奴もいれば毛のある奴もいる。
- シロップ坊や(シロップぼうや)
- ホットケーキに似た生物。仲間が襲われると集団で反撃する獰猛な生物。だがむちゃくちゃ弱い。ミュージカル調の動作や語尾に「っプ」を付ける口調は全て演技である。
- ペンダコ
- 川にすむ地底特有のタコでギャグ漫画家志望。
マシーン
[編集]- シール製造マシーン083号(シールせいぞうマシーン083ごう)
- 地底・春のシール祭りのシールを作るオバサン型マシーン。
シールセンターの人
[編集]- シールの戦士
- 本名は大西キヨシ。シールを集めた勇者をシールセンターに導く者。聖剣『エクスカリバー』という剣を持つ。だが、チャッピーの『シメシメボンバー』によってか、折れた。
- シールセンター局長
- シールの戦士の上司。やさしい顔だが、その顔に似合わず、シールの戦士がミスをしたりするとシールの戦士にプロレス技をかける恐い局長。
- シールセンター副局長
- シールの戦士の上司。シールセンター局長の補佐役。無表情。
用語
[編集]- 地底軽トラ(ちていけいトラ)
- 地底を掘り進む事のできる軽トラ。日本円に換算すると76垓円する。
- シール
- シール製造マシーン083号が作っている、25枚集めると、軽トラが貰えるというシール。
- 地底・春のシール祭り(ちてい・はるのシールまつり)
- 地底に存在する渦巻きの書かれたシールを圧ケルト『地底軽トラ』が貰えるという地底のイベント。
- 軽トラ争奪大体育祭
- 地底軽トラを誰に授けるか決める儀式。
- 聖剣『エクスカリバー』'
- シールの戦士の持つ時空を斬り裂く聖剣。
- 地底ドル
- 地底での金の単位で、1地底ドルが日本円で46円。
書誌情報
[編集]- 水口尚樹 『地底少年チャッピー』 小学館]〈少年サンデーコミックス〉、全2巻
- 2006年5月18日発売、ISBN 4-09-120376-0
- 2006年8月11日発売、ISBN 4-09-120568-2