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地安寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
地安寺
所在地 滋賀県甲賀市土山町前野529−1
位置 北緯34度56分17.8秒 東経136度15分20.4秒 / 北緯34.938278度 東経136.255667度 / 34.938278; 136.255667座標: 北緯34度56分17.8秒 東経136度15分20.4秒 / 北緯34.938278度 東経136.255667度 / 34.938278; 136.255667
山号 福慧山
院号 金毛院
宗旨 黄檗宗
本尊 聖観世音菩薩
開基 聖徳太子
中興 龍渓性潜
札所等 甲賀西国三十三所第26番
法人番号 5160005002830 ウィキデータを編集
地安寺の位置(滋賀県内)
地安寺
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地安寺(じあんじ・福慧山金毛院地安禅寺)は、滋賀県甲賀市土山町にある黄檗宗の寺院である。聖徳太子開基[1]、かつては天台宗だった。江戸時代、龍渓禅師によって黄檗禅の寺院として再興された。また、龍渓禅師に帰依した後水尾法皇、その皇女である林丘寺宮(光子内親王)ゆかりの寺院でもある。

現住持は、大田和史博禅師。葉室山淨住寺にて榊原直樹老師のもとで修行、青少年文化研修道場道場長を経て、地安寺住持となった。小川流をはじめとする京都六流に属する、瑞芳菴流煎茶道三代目家元でもある。

伽藍

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  • 鐘楼門
  • 本堂
  • 庫裡
  • 御影堂
  • 地蔵堂
  • 冷渓茶・仁泉茶

仏像

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本堂に安置される本尊は、聖観世音菩薩坐像。脇仏に多聞天不動明王が並び、天台宗の三尊様式が見られる。聖観音菩薩は定朝、脇仏は運慶作と伝わる。[1]

御影堂

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後水尾法皇坐像、聖徳太子坐像が安置される。法皇坐像は、崩御の際、林丘寺宮より下附された。[2]

冷渓茶・仁泉茶

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林丘寺宮により、鐘楼門前参道に植栽された茶ノ木。毎年1月、5月、10月に収穫され、林丘寺へ献納されていた。今では一株のみ遺されている。[2]

その他

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境内には、鎌倉後期後半(1330年頃)の花崗岩のもの、南北朝前半(1345年頃)の米石のものの宝篋印塔がある。[3]

脚注

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  1. ^ a b 鐘楼門内梵鐘(享保5年11月15日銘)
  2. ^ a b 鐘楼門前駒札(平成28年1月、土山の町並みを愛する会、甲賀市教育委員会)
  3. ^ 「滋賀県甲賀郡土山町における蔵王産花崗岩製中世石造美術の分布」兼康保明”. 2018年5月8日閲覧。

外部リンク

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