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在原 滋春(ありわら の しげはる)は、平安時代前期の歌人。右中将・在原業平の次男[2]。在次君とも称される。官職は少将。
和歌作品が勅撰和歌集(『古今和歌集』(6首)、『新勅撰和歌集』1首)に7首入集[3]。歌物語である『大和物語』の作者とも言われているが定かではない。甲斐国和戸で死去したという。
- ^ 「在原氏系図」(『続群書類従』巻第174所収)。鈴木真年『諸国百家系図』上,長野(宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会,1986年 による)では右近衛少将、『勅撰作者部類』では六位・内舎人とする。
- ^ 上田正昭、津田秀夫、永原慶二、藤井松一、藤原彰、『コンサイス日本人名辞典 第5版』、株式会社三省堂、2009年 66頁。
- ^ 『勅撰作者部類』
- ^ 冷泉家流注釈(伊勢物語注釈)では滋春の母を染殿内侍としている。
- ^ 『大和物語』