土谷武
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土谷 武 | |
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生誕 |
1926年10月11日 京都府京都市東山区今熊野日吉町 |
死没 |
2004年10月12日(78歳没) 東京都港区 |
職業 | 彫刻家 |
土谷 武(つちたに たけし、1926年10月11日[1] - 2004年10月12日[2])は、昭和後期から平成初期の日本の彫刻家の一人。
彼は主に、鉄や石といった素材を用いた作品を残している。1980年代以降は、「かたち」に注目し、そういった固い素材を使っているにもかかわらず『歩く鉄』[3]や『開放 I』[4]等、動きのある表現をしている作品が多い。
略歴
[編集]- 1943:京都市立美術工芸学校(現・京都市立芸術大学)彫刻科卒業
- 1949:東京美術学校(現・東京芸術大学)彫刻科卒業
- 1957:新制作協会会員となる
- 1961-1963:渡仏、パリの美術学校エコール・ノルマル・シューペリュール・デ・ボザールで学ぶ
- 1968:多摩美術大学彫刻科教授となる(~1973年)、第9回平櫛田中賞受賞[5]
- 1975:第6回中原悌二郎賞優秀賞
- 1980:日本大学芸術学部美術学科教授となる(~1996年)
- 1990:第21回中原悌二郎賞受賞
- 1994:芸術選奨文部大臣賞受賞[6]
- 1995:第36回毎日芸術賞受賞[7]
- 1996:紫綬褒章受章
展覧会
[編集]- 1951:第15回新制作展(東京都美術館)
- 1953:第17回新制作展
- 1960:国際具象派美術展 (銀座松坂屋)
- 1960:第3回国際具象派美術展(銀座松坂屋)
- 1965:個展(秋山画廊)
- 1965:第8回日本国際美術展(東京都美術館)
- 1966:第17回現代秀作美術展(日本橋三越)
- 1973:第1回彫刻の森美術館大賞展で優秀賞受賞
- 1975:第13回アントワープ国際野外彫刻展
- 1979:第1回ヘンリー・ムーア大賞展(彫刻の森美術館)で優秀賞受賞
- 1996:素材とかたち(茨城県近代美術館)
- 1997:個展(伊丹市立美術館)、超克するかたち(千葉市美術館)
- 1998-1999:土谷武展―しなやかな造形、生成するかたち(東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、茨城県近代美術館)[2]
- 2006:「土谷 武展 呼応する空間」(中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館)
主な作品所蔵先
[編集]- 京都国立近代美術館[8]
- 東京国立近代美術館[9]
- 神奈川県立近代美術館
- 北海道立近代美術館
- いわき市立美術館
- 宇都宮美術館
- ときわミュージアム野外彫刻展示場[10]
- 札幌芸術の森
- 愛知県美術館[11]
- 大江町役場[12]
作品集
[編集]土谷 武『TSUCHITANI TAKESHI―土谷武作品集』美術出版社、1997年。ISBN 978-4568103137。
脚注
[編集]- ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説 - 土谷武【つちたに-たけし】
- ^ a b 土谷武 - 東京文化財研究所
- ^ 歩く鉄
- ^ 開放 I
- ^ 井原市立田中美術館 平櫛田中賞
- ^ All About - 受賞記録-芸術選奨
- ^ 毎日芸術賞受賞者決定 - 東京文化財研究所 (1995年1月)
- ^ 独立行政法人国立美術館・収蔵作品検索 『風 -C』
- ^ 独立行政法人国立美術館・収蔵作品検索
- ^ 宇部市デジタルアーカイブ
- ^ 愛知県美術館 コレクション検索
- ^ “山形県大江町”. 山形県大江町. 2024年6月18日閲覧。